わたしたちのとしょかん、はじまりの日。

わたしたちのとしょかん、まだ準備中だと思っていたのですが、
実はもう、はじまっていました。

2021年6月25日。
としょかんのお隣に、シェアキッチンがオープンしました。

それは、としょかんのある「あかりのありか」を、こころの中の豊かな想いとともに、ゆっくりと育ててきた人たちの、夢がかなった日でもありました。
夢がかたちになった瞬間に触れて。
それは、すべすべとしていて、味わい深い色に輝く、あたたかな手触りでした。

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その日、わたしはとしょかんの準備で、やっぱりたくさんの本に囲まれて、
本の登録作業などをしていました。

そうしたら、お隣でおいしいごはんを召し上がって、満ち足りたとてもよい顔をした方々が、としょかんのある畳のお部屋にも来てくださって、本を手に取ったり、いっしょに来たお子さんに読み聞かせをしたり、ただその場にいることをただ楽しんだり、してくださいました。

「この本、借りれますか?」と声をかけてくださった方もいて、仕組みが追いついておらず、恥ずかしながら少しあわててしまったのですが、無事に、はじめてのお貸出しも、できました。

いつまでにオープンできるだろう。。。
そんな焦りも少し感じていた梅雨が明けて、夏がやってきた頃。
夢がかたちになった瞬間に触れた、この日のことをふと思い出して、
あの日、たしかに、わたしたちのとしょかんに、人が来てくれて、本を読んだり、本のかたわらで過ごす時間を楽しんでくれた。
だったら、あの日が、わたしたちのとしょかんにとっても、はじまりの日、だったんだと。

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届けたい本と、来てくれる人と、ほんの少しの仕組みがあれば、きっとはじめられる。
もう、はじまっている。
貸出カードをはじめ、鋭意準備中ですが、この場に来て、自由に本を読んでいただくことはできます。
司書やオーナーがいるときは、お貸出しのご希望もご相談ください。

もちろん、いっしょにとしょかんをやりたいという方も、おまちしています。

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ゆるやかに、ここちよい歩みで、わたしたちの場所を作っていきましょう。

わたしたちのとしょかん
司書 はぎの




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