コードとアレンジについて、ちょっとした個人的にいつもやってること。
弾き語り、弾き歌いのようなピアノ伴奏の場合、基本的に左手がベース担当右手がコード担当で弾くと思います。
・弾き語り→自分で弾いて自分で歌う
・弾き歌い→ピアノ伴奏に合わせて、みんなで歌う
弾き歌いの場合、高音が1番気が付きやすいというのを利用して、歌いはじめのフレーズの音をコードのトップノートに当てたりします。
つまり、「かえるの歌」の場合
・メロディ→ドレミファミレド
・コード→Cを転回して低い方からミソドで弾く
すると、歌ってる人は1番高音で弾かれた「ド」の音を取りやすいという方法があります。
これを応用して、アレンジの場合も歌手が未熟な場合、アレンジの高音に当てるベル系の音で歌いはじめのフレーズの音を誘導する方法を使ったりします。
伴奏時のコードの転回について、コードCの場合ドミソですが、3rdの音をトップに持ってくると柔らかい響きになるというのがあります。
コードの3つの音の中でベースのノートが1番強く硬い感じ、5thは軽やかで無機質、3rdは情緒的と感じます。※個人的感想です。
これを応用して、ストリングス系は3rdをなぞるようにしておくと情緒的な響きになると思います。↑の高音部は耳につきやすいというのも考慮します。3rdを基準にして7thがある場合は7thに行ったりとかよく使います。
ギターがパワーコード(1st・5th)で弾いてる場合、全体としては3rdの音が足りなくなるので、3rdをどこかのパートで補いたいです。
また、ベル系を5thでオクターブで打ち込んでキラキラさせたりとかもよく使います。5thはベースノートを手伝う音なので響きを邪魔せず高音部を埋めることができます。ベースノートで同じことをすると音が強くなりすぎたり、3rdでやると情緒が溢れすぎて少し煩わしい感じになるかなという感じはします。
こんな感じで、楽器が持つもともとの情感と全体の雰囲気を考えてアレンジを進めています。
アレンジが1番楽しくて好き。またね。