忘れないための記念日
本日は終戦記念日でしたが、どの媒体を見ても大きく取り上げてはいない感じがします。
明日の金曜ロードショウも『火垂るの墓』をやらないことに個人的には違和感があります。
「忘れてはならない」と世間では言いつつ、年々テレビでは戦争についてのスペシャル番組等も減っている気がしますし、インターネットもいつも通りの日常…という感じ。 そもそも忘れないために記念日があるのではないかと思っています。
自ら動かないと本当に忘れてしまいそうだと思ったので、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読みました。
高校生との授業形式で話が進むので比較的読みやすいと思いました。
ざーっと読んだだけなのでまだまだ理解できていない箇所もありますが、戦争についてだけでなく歴史を学ぶ楽しさについても書いてあるので「歴史を学びたい!学びなおしてみたい!」と思う方にもオススメです。
歴史を学ぶ際、教科書のように初めの縄文時代から〜を学ぶのではなく、明治以降といった比較的想像しやすい近代から学ぶのもいいかもしれませんね。
本作で個人的に印象的だと思ったのが、序盤に書いてあった「戦争は相手国の憲法を書き変えるもの」という話です。
土地でも資源でもなく、「憲法」だとは思っても無かった話だったので目から鱗でした。
私は最近地理も学んでおり、あらゆる戦は土地と資源の奪い合いが本質なのだと思っていたので驚きました。先の戦争はそんな次元の話ではなかったのだ、と。
しかもそれをフランスの哲学者ルソーが18世紀に言っていたと思うと、歴史から学び、本質追求することがいかに重要か分かった気がしました。
ものごとの本質をつかみ、再解釈することが未来のためになるんだと思ったので自分もそんな風に考えられるようになりたいです。
哲学者は偉大です。
ちなみに8月6日は星新一の『白い服の男』を読みました。平和について考えたい時、この作品を読みたくなります。
星新一作品についても今後noteに書いてみたいです。
そして台風の影響も心配です。
毎年豪雨などによる大きな災害は南の方で起きている気がするので心配です。
毎年起こるとこういう異常さも終戦記念日のように忘れられそうで怖いなと思います。
前に進むために、忘れる方法を取るのではなく向き合っていくことが重要な気がしています。
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