電脳山荘殺人事件
妹が帰省してきたので毎日弾丸トークが止まりません。
最近ハマっていることとか、学校の話だとか色々話題はあるのですが、なぜか毎回盛り上がるのが『金田一少年の事件簿』シリーズの話です。
私の家は昔から沢山漫画があったので小さい頃から色んな漫画を読んでいたのですが、中でもよく読んでいた漫画の1つが金田一少年の事件簿シリーズでした。
なので、個人的にコナンよりも金田一の方が馴染みがあります。
私の金田一少年のシリーズでお気に入りは『電脳山荘殺人事件』という話です。
小説 金田一少年の事件簿(3) 電脳山荘殺人事件 (Magazine Novels)
これは小説版とアニメでしか観れないのですがぜひ一度どちらでも良いので観ていただきたいです。
本作はインターネット黎明期の頃に発表された作品です。インターネットの「素顔が分からない」ことで成立するトリックが凄く面白いのです。
ネット上の偽った人間同士の関係性、顔も本名も知らない者同士が集まることで起きる殺人事件…
インターネットの本質をついている気がして今でも忘れられないトリックなんですよね。
改めて「何者かも分からない人」が色々叩きまくってるこの時代って、昔と変わらないんだなと成長の無さに驚きましたね。もっとマシにならなかったのか。
インターネットで強い、専門家気取りのアイツも現実世界では何をやっているか分からないもんです。すごい寂しい状況なのかもしれません。あとキッズかもしれません。
逆にネット上で全然発言しなかったり、いつも生産性はないけど、何かをひたすらシェアし続けている人がむしろ人間的に尊敬できる方だったりするかもしれません。
こんな時だからこそ、人を一面性で語るのは危険だなぁと思いました。これはインターネットだけじゃなくて様々なシーンで言えることですが。
自分の家族でさえ、知らない過去や一面は沢山ありますからね。
インターネットとの距離は程々に。そして同時に適度な想像力も必要なのかなと思います。