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オリンピックに思いを寄せる
昨年、お台場の海にやってきた、オリンピックモニュメント。
私、
オリンピック大好きなんですよ。
地方から、意を決して18歳で東京に来て、それなりに歳を重ねて。
子育て、仕事、で、てんてこ舞いだった時期に飛び込んできた、2020年東京オリンピック開催決定のニュース。
招致委員の方々の汗と涙、素敵で記憶に残るスピーチ。
フェンシング太田選手(当時)の最高の笑顔。
どれを切り取っても、2020年に希望しか感じず、嬉しすぎて、開催決定した日にゃ、お祝い気分になって回転寿司を食べに行きました。
開催を控えた東京は、目まぐるしく整備が進み、毎日見ている風景であっても、変化を肌で感じられた。
ショッピングセンターでは、スポンサー企業が主催するプレ・イベントが行われていて、ふらりと訪れても参加することができ、我が家は初めて『ボッチャ』というスポーツに触れた。
東京観光におそらくツアーで参加したであろう(ツアーバッジが胸にあったので)、男性と主人は初対面ながらもチームを組み、優勝してお菓子の詰め合わせをいただいた。
街を走る都バスは、マスコット『ミライトワ』『ソメイティ』が描かれている。
商店街には、フラッグが掲げられている。
全て希望に満ち溢れた風景だったのに、今それらが踏ん張って存在しているように感じられて、とてもやりきれない。
このコロナ禍で、
『オリンピックなんて、出来ないんじゃ…』
という後ろ向きな気分になるのも分かる。
だって、明日の生活も保障されていないから。
でも、社会人のひとりとしては、たとえ水面下でどんな議論が進んでいても、最後までやれる方法を探ってみるのが『仕事』だと思うのです。
"延期"、
最悪
"中止"になったとしても。
汗と涙でいっぱいの数年間を無駄にしないで財産にして欲しい。
お金や大人の事情が色々あっても、最後に人の心を感動させるのは、
努力してきた選手であり、開催を目指して頑張って働いてきた人たちの姿だと感じている。
北京オリンピックでの、男子リレー。
結果が出た瞬間、バトンを放り投げた朝原選手と抱き合う選手達の姿が瞼の裏に浮かぶ。
私は、あのような、人間の努力の美しさを、自分の住む国で見てみたい、と単純に思うのです。
普段買い物に行く、ショッピングセンターで、どんどん縮小されていく2020オフィシャルショップを目の当たりにして、
センチメンタルになってしまった今日この頃。
私なりに、オリンピックに思いを寄せて。