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月のリズムに乗って

地球の唯一の衛星である月。地球に最も近い天体は地球の環境に大きな影響をもたらします。たとえば月の引力によって引き起こされる潮の満ち引きのように。また月は、地球の周りを自転しながら満ちたり欠けたりして約29.5日をかけ公転していきます。この満ち欠けを繰り返しながら毎日姿を変えていく月は、わたしたち人間の体調にも深い繋がりがあり、占星術での月は無意識感情をも表しているのです。このような月のリズムに乗っていけば、心地良く暮らしていけるのではないでしょうか。

太陽系惑星と占星術

自ら光輝く天体を恒星といいます。太陽は恒星です。恒星の周囲を回っている天体を惑星といいます。水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星(すいきんちかもくどってんかい)が太陽系の惑星ということは、義務教育で学習済みでしょう。「地球は自転をしながら太陽の周りをまわっている。」これが地動説です。しかし西洋占星術では「太陽を含む他の惑星たちは地球の周りをまわっている」という天動説で成り立っているのです。さらに西洋占星術では太陽冥王星惑星という呼び方をします。

西洋占星術とホロスコープ

ホロスコープとは。たとえば出生ホロスコープ(ネータルチャートともいいます)というのは、あなたが生まれた時、自分のいる地球の場所から見た、空に広がる惑星の配置を描いた図のことです。西洋占星術はホロスコープに描かれている、10個の惑星が、12ある星座の何座にあって、12あるハウスの何番目にあるかを見ることで読み解きます。そして10個の惑星は、それぞれの惑星とどんな角度をとっているか(アスペクトといいます)もホロスコープを読むうえでとても大切なことです。

月のお仕事

惑星の中で公転周期の長いものは、公転周期の短いものに影響を与えるといわれています。公転周期の一番短い惑星は月です。月は受け身で、全ての惑星からの影響を受けることになるのです。毎日違った顔を見せながら、色々な惑星から影響を受けている月は、まるで私たちの心のようです。冒頭で述べたような、月は「体調との深い繋がり」「無意識感情」ということにも大きくうなずけるのではないでしょうか。月は1つの星座に約2,3日滞在して約1か月をかけて12星座を1巡します。

月のリズムに上手に乗るためには

まずは真っ暗な新月から満月に向かって月が満ちていく時には、満ちていく月のように色々な物事を吸収するためにエネルギッシュを心がけましょう。満月のピークを過ぎて月が欠けていく時には、不要な物事をデトックスするという気持ちで過ごしてみましょう。

12星座を色々な色の国に見立てたとき、月がそこの国に滞在している時に、まったく違う色をしていたらとても居心地の悪いものになってしまいます。「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように「おひつじ座に滞在している時にはおひつじ座色」に「おうし座に滞在している時にはおうし座色」に振る舞うと心地よく居られることでしょう。

具体的な方法は、次回からお伝えします。

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