はじめまして─約20年のEC運営から見えた“長く続く”店づくりとは─
はじめまして。
このnoteを始めるにあたり、まずは簡単に自己紹介と、これから発信していきたいことをお話しします。
私は2000年前後のEC黎明期から商売をしてきた会社のEC事業部で、約20年間運営に携わってきました。
そんな私の視点を共有していきたいと思います。
まだ「ネットで買い物なんて本当に大丈夫なの?」と言われていた頃から携わってきたので、当時と今の変化を身をもって見てきた一人です。
当時は「ネットショップで買い物なんて本当に大丈夫なの?」という時代でしたが、今ではECが当たり前。私が在籍する企業では、複数のモールや自社サイトを横断して年商数十億円規模にまで伸ばしてきました。
一方で、競合(ライバル)の増加や広告費の高騰、「SNSを使った集客をしないと生き残れない」といった声も聞こえてきます。「ちょっとやそっとじゃ売上を伸ばしにくい」と感じる方も多いでしょう。
「広告費をどんどんかければ売上も上がるんじゃない?」
そう聞かれることも多いですが、私は常々「地道な顧客対応がベース」だと感じています。派手なキャンペーンや無在庫販売(ドロップシッピング)のような方法も否定はしません。しかし、最終的に大きく差が出るのは、いかにお客様の不安を取り除き、“またここで買いたい”と思ってもらうかなんですよね。
私が大事にしている“顧客対応”の考え方
華やかな広告手法や、無在庫販売(ドロップシッピング)のように“在庫リスクを持たずに”始められる方法もいいのですが、私がいちばん大事にしているのは、実直な顧客対応です。
丁寧な問い合わせ返信
お客様からの商品や配送に関する質問に、的確に素早く答える。在庫と納期管理の徹底
「ここで買ったら安心」「納期をちゃんと守ってくれる」と思ってもらう信頼感をつくる。レビューやクレーム対応への真剣さ
ネガティブな声も素直に受け止めて改善につなげる姿勢が、お店のファンを増やす。
ネット通販は、実際に顔を合わせないやりとりだからこそ、メール1通や商品ページの一文が“お店の顔”となります。そこが雑だと、どんなに広告を打って集客しても、結局リピーターがつかない。長く続けたいなら、そこを地道に積み上げていくしかないんです。
これからの投稿で扱う予定のテーマ
EC黎明期から現在までの変遷
ネット通販がまだ珍しかった時代から、モールが乱立するようになった今まで──現場で何が起こってきたかをお伝えします。“顧客を大事にする”って具体的にどんなこと?
メールの書き方やFAQの充実、レビュー対応など、一見地味でも長期的に差がつくポイントを共有します。多店舗出店・新規モール立ち上げのリアル
仕様確認やデータ移行など、注意すべき要点、失敗事例と成功事例。広告・キャンペーンへの依存をどう減らすか
短期的な売上アップだけでなく、繰り返し購入していただくための仕組みづくり。
私は「どうすればお客様にこのお店で買って良かったと思っていただけるか」を日々考えながら運営に携わっています。
華やかなテクニックだけを求める人には、ちょっと地味な話が多いかもしれません。でも、長期的に稼げる仕組みを築きたいなら、私の実体験が何かのヒントになるかもしれない。そんな思いから、noteで情報発信を始めました。
もし興味を持っていただけたなら、次回以降の記事もご覧いただけると嬉しいです。コメントやフォローも大歓迎です。
あなたがECの世界でより良い成果を出すためのヒントになれば幸いです。