【詩】 夢
叶えたいことなら
幾らでもあった
わたしたちだけど。
願うより先に
見惚れてしまうもんだから
仕方がないよね、
穴の開いた
クラスメイトの顔が
やけにふらふらと
近づいてきたときは、
輝かしい命ごと
捨ててしまおう、
その海へ。
夏の日差しを
ふやかしていた
口笛の喪失では、
あたたかい時刻だけ
淡々と覆っていた、
喉声のつややかさ。
(あちらこちらに抱き締め)
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叶えたいことなら
幾らでもあった
わたしたちだけど。
願うより先に
見惚れてしまうもんだから
仕方がないよね、
穴の開いた
クラスメイトの顔が
やけにふらふらと
近づいてきたときは、
輝かしい命ごと
捨ててしまおう、
その海へ。
夏の日差しを
ふやかしていた
口笛の喪失では、
あたたかい時刻だけ
淡々と覆っていた、
喉声のつややかさ。
(あちらこちらに抱き締め)
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