【詩】 from
花びらの香りに包まれながら
あなたの泣き顔を想った。
しっかりと立ち尽くし
手鏡の中に映るわたしの、
短い睫毛が春風の方へ散らばる
それを鋭利に縛り、
カメラのシャッターは魂の居どころか
あるいは招く楽園の蕾。
出会した猫を抱き上げ
震わせた声のない音で、
わたしをどこまでも連れ出してほしかったーー
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花びらの香りに包まれながら
あなたの泣き顔を想った。
しっかりと立ち尽くし
手鏡の中に映るわたしの、
短い睫毛が春風の方へ散らばる
それを鋭利に縛り、
カメラのシャッターは魂の居どころか
あるいは招く楽園の蕾。
出会した猫を抱き上げ
震わせた声のない音で、
わたしをどこまでも連れ出してほしかったーー
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