【詩】 moon light
月がきれいというだけで
ずっと前から知っていたのだろう
あなたと
わたしと
星たちの、物語。
たくさんの美しさを抱えて
生きながら、死んでゆくかのような
おぼろげな横顔は
永遠を
遠くに ひきつれたまま
ひどくかなしく、笑うこともあった。
踊る頃
踊る頃
ネッシーに出くわすみたいな 時刻
それは星座を
みつけるための、
準備された
すこやかな 時間。
目を閉じて、息を吸おう
あなたと
わたしと
星たちを、保つ。
いちまいの大きな光なら、
この愛をひろびろと
受けとめることもできた。
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