【空日誌】雨の思い出#70
社長って台風の思い出ってありますか?
私はありません。
強い風と強い雨の思い出というのならば、中学生の時に一つだけあります。
真っ暗な時間帯の下校中、傘もさせないような強風と雨に見舞われして、ずぶ濡れで帰りました。
その時眼鏡をかけていたのですが、それが風で飛んでいきそうになったのです。眼鏡が風で飛ぶなんて経験が初めてだったので、1人でゲラゲラ笑ってしまいました。はたから見れば不審者だったと思います。台風並みの天候の中、1人で笑ってるんですもの。しかも冬。
それからも笑いが堪えられず、ずっとにやにやして下校していました。
またすごかったのが、当時私が住んでいた家には、手前に緩やかな坂があったのです。そこが激流の川みたいになっていました。水深は、足首ががっつり浸かるぐらいだったと思います。
幼少期に川で遊んだことがあるような気がするのですが、記憶にありません。
なので物心ついてからの初の川遊びが、まさにその日になったわけです。
とても楽しかったです。
想像してみてください。
眼鏡が外れるような強風とザーザーと激しく降る雨の中、もはや川になった道路を足首までがっつり浸かりながら進んでいくのです。
もう笑うしかありません。
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