マロンの話。1
私の家には1匹のわんちゃんが住んでいる。
マロン♂ 11歳のタイニープードルだ。
マロンは人間で言えば、もうおじいちゃん犬なのだが、まだまだ元気。
プードルなのに小柄なせいか、子犬ですか?と言われることもしばしある....。
我が家のアイドルともいえるマロンは色んな得意技を持っている。
放送で流れる音楽に合わせて歌ったり、語尾に「?」をつけて話しかけると首をクイッと傾げるのだ。可愛い、天使。
そんなマロンには少し変わったルーティンがある。
それは、寝る時に私のベッドを陣取る事だ。
もふもふで暖かいマロンが私の布団に居るのはとても嬉しいことだが、私の寝相が限定されてしまい、かなり厳しい体制になる。
そもそも、マロンは普段あまり私にベタつかない。
膝の上にはよく来るけど、わたしが近づくと威嚇して逃げるのだ。
よくそれでマロンとの追いかけっこが始まる。
それでも寝る時は犬が変わったかのように、私が布団に来るのを今か今かとしっぽをフリフリさせながら待機している。めっちゃ可愛い。
私はマロンの気持ちがよく分からない。
知りたい気持ちもあるが、よく分からないままこのわんこと寄り添うのも、1つの面白さなのかもしれない。