*苗半作!夏野菜の苗作り
そろそろ夏野菜の種を蒔く時期がやって来た。
ウチの畑は自然農なので、本来なら畑に苗床を作り、そこに種を蒔き、
本葉が出てきたら定植する、というやりかたなのだが、
この時期は虫さんたちも活動し始める時期で、
種が発芽してもすぐに食べられてしまう事が多いため、
ポット苗を作って移植するという方法で育てる事にしている。
ポット苗である程度の大きさに育った苗は、虫も好んで食べに来ない。
やっぱり双葉の若くて柔らかい葉が好きなのだろう。
毎日の水やりという仕事は増えてしまうが、
虫に食べられてしまうことを考えるとお安いものである。
種まきの時期は地域によるけれど、
ビニールトンネルで日中の温度を上げておけば、
3月の終わりの新月が一番タイミングが良いように思う。
トンネルなしの路地だと4月に入ってからだろうか。
気が焦って早く種を蒔いておけば、早く苗ができるというものでもなく、
その種の一番好ましいタイミングを見計らう必要があって、
タイミングが合えば、すんなり発芽し楽に育てることができる。
種には発芽適温というものがあって、親切な種苗会社の種であれば
発芽適温が何度か書いてある。
種袋に記載してあることは結構大切なことが書いているから
必ずチェックしておこう。
種まきは年に一度の事だから、去年いつ何の種を蒔いて、
いつ発芽して・・なんてすっかり忘れてしまう。
だから毎年同じ失敗をしないように、手帳に記録を繰り返し、
なんとかタイミングをつかんできた。
3月の終わりに蒔く種は、四葉キュウリ、宿儺カボチャ、ズッキーニ
真黒なす、黒十全茄子、伏見甘長唐辛子、ミニトマト類にアロイトマト
スイートバジル、トゥルーシーなどで、
オクラやゴーヤなど暑い地域の野菜たちは5月に入ってからの種まきとなる。
ぼちぼち発芽し始めた苗をポリポットに鉢上げし、本葉が数枚出るまで管理して、畑に移植していく、という流れである。
種を蒔く
セルトレーはいろいろな大きさがあって、
あまり小さいとすぐに水が乾いてしまう。
写真のセルトレーは3センチ角ほどのもので1枚で72穴あるもの。
1日1回の水やりでちょうどよいサイズなので、いつもこれを使っている。
以前は種まき培土の土を買うのが嫌で、畑の土を使って種まきしていたが、
畑の土には雑草の種がたくさん混じっており、
この時期それらの雑草たちも一斉に発芽し始めるため、
どれが野菜の芽か分からず困ったものだ。
野菜の芽がどれか分かってから、他の草の芽を採るのも一苦労であった(;'∀')
毎日の水やり
種を蒔いたら次の日から、毎日の水やりが始まる。
まだ3~4月の気温くらいだと、1日に1回のみずやりで充分。
1日に2回も3回も水をかけ、ずっと湿らせていると
土の中で種が腐ってきたり、酸素がない状態で種が窒息してしまう。
与える時はたっぷりと、そのあとは乾いても大丈夫。
湿って乾いてを繰り返すことで、種が目覚める。
特に、インゲン、そら豆、落花生なんかは、水のあげすぎで種を腐らせ、
待てど暮らせど芽が出ない・・なんて何度もあった。
お気をつけて(ΦωΦ)
発芽
植物の種類によって、発芽まで1~2週間。
水と、気温の環境が整ったものから発芽してくる。
種から根が出て、むくっと頭を持ち上げてくる姿を見ると、
ほっと一安心、するのだが
この双葉をご馳走とするナメが夜な夜なかじりに来るから気を付けて。
トレーの裏にひっそりとたたずんでいるかもしれません。
かじられた跡があったら、トレーの裏をチェック!
貴重な種をかじられた日にゃ、ナメの首を絞めてやりたくなるのだ。
ポリポットへお引越し
さぁ、あとは苗が大きくなってくるまで毎日水をあげるのみ!
あとは大きくなるまでひたすら草管理!夏野菜までもうすぐだ!