名探偵コナンの進み時間
名探偵コナンは連載から27年らしいのですが、物語では6カ月ほどしか経っていないらしいです。つまり工藤新一が小さくなってから180日しか経っていないということです。180件以上の事件に遭遇してそうですけど。そうらしいのです。
こういうので一番困るのは携帯電話です。
まだ一般的に携帯電話が普及していない時代から連載スタートしています。物語でも公衆電話をよく使っていたシーンが、ガラケーになり、スマホになる。
たった6か月の間にこれだけ変わってしまうということです。僕が作者だったら、時代よ進化するなと思います。だからといって、今、スマホを使わずに公衆電話の時代のままやるのはちょっと厳しいです。やはりちょっと辻褄が合わなくなるかもしれませんが時代に合わせなくてはいけません。
こういうことがスポーツ漫画だったらどうするのでしょうか?ルール改正です。
極端な話をします。
例えば、高校バスケの漫画を何十年と連載していて、途中でバスケのルールが変わったらどうすればいいのでしょうか?
一試合を丁寧に描写して、それはそれは面白い展開で連載2年を費やして前半終了。勝ってはいるが、まだ向こうのエースが出てきてないという状況。しかし、こちらも秘策のオフェンス戦術を見せていない。まだまだ面白展開がありそうで、後半もさらに連載2年は費やしそう。
そんな中、もしも現代で4ポイントができたら…。3ポイントラインよりさらにゴールリングから遠い4ポイントライン。入ったら4点です。
そんなルールになったらどうすればいいのでしょう?
現代では4ポイントルールが始まっているのに、漫画では3ポイントルール。しかもそこから2年間3ポイントルールです。
これは辛いです。絶対4ポイントルールのバスケ漫画が見たいです。現代より漫画の方がスケールダウンなんてありえないです。
そうなると仕方ありません。
もうすぐ後半。
審判がバスケコートに線を付け加えている。選手は不思議そうに見ている。
監督「ルール改正があった。あれは4ポイントラインだ」
選手一同「なんだってー----!」
これで後半スタートです。無理矢理ですが、こうするしか仕方ないのです。
そう考えると、物語の時間の進み具合は、現代と一緒の方がよさそうです。