相関関係と因果関係の違い
相関関係と因果関係というものがあります。
いまいちどっちがどっちだか難しいです。
今回は、これを覚えましょう。
相関関係
二つの事象が統計的に関連していることを指します。
これは、一方の事象が増加するときに他方も増加する傾向がある、または一方が減少するときに他方も減少する傾向があるという関係です。
しかし、相関関係があるからといって、一方が他方の原因であるとは限りません。
因果関係
一方の事象が他方の事象を引き起こす関係を指します。
つまり、原因と結果の関係が存在することを意味します。
因果関係では、一方の事象がなければ他方の事象も起こらないという明確なつながりがあります。
意味わからないですよね?
簡単に言うと、相関関係は直接的な理由ではない。因果関係は直接的な理由だ。ということです。
「アイスクリームの売上が夏に増える」
これは相関関係でしょうか?因果関係でしょうか?
答えは相関関係です。
これは夏が暑いから、人々は涼を求めてアイスクリームを買うわけで。
アイスクリームの売上が夏を暑くしているわけではありません。
この場合、夏の暑さがアイスクリームの売上増加の原因であり、売上増加はその結果です。
「アイスクリームが売れるとお茶も売れる」
これは相関関係でしょうか?因果関係でしょうか?
アイスクリームの売り上げとお茶の売り上げが共に夏に増えるという連動性があります。
これは、暑い季節に人々が冷たい飲み物を求めるため、アイスクリームとお茶の売り上げが同時に増加することを示しています。
しかし、これは直接的な関係ではありません。
なので、相関関係です。
しかし、アイスクリームは食べるとのどが渇くので、お茶が売れるということだったらどうでしょうか?
これはアイスクリームが直接関係してお茶が売れています。
なので、因果関係です。
しかしこれは、個人的過ぎるのでどうかと思いますが、考え方はわかったと思います。
「ある病院で、フルーツの消費量が増えると、患者の回復率も向上するというデータがあります」
この現象は相関関係と因果関係のどちらを示しているでしょうか?
フルーツの消費量が増えることと患者の回復率の向上が同時に起こるというデータがある場合、それは共通の要因(例えば、季節や気候の変化)によって両者が影響を受けている可能性があります。しかし、それが直接的な因果関係を意味するわけではありません。
なので相関関係ということです。
僕は理由はこうです。
お見舞いでフルーツの盛り合わせがよくあります。
しかし、フルーツの盛り合わせは高いです。よってお見舞いに来る人はお金持ちということです。
そして、その知り合いだから、患者もお金持ちの可能性が高いです。
だから、最高の医療を受けることが可能です。
それによって患者の回復率が向上します。
なので直接的には関係ないので、相関関係です。
わかったでしょうか?
ただ僕の考え方だと、どんな事柄でも相関関係になってしまいます。