コアラのマーチが食べられる人食べられない人
コアラのマーチを食べています。可愛らしい絵が描いてあります。ひとつひとつ違うコアラが見れて幸せいっぱいです。
ほほ笑みが頭に浮かびます。
僕は少し違います。
そんな可愛らしいコアラをバリバリ食べるのです。可愛い可愛いと言いながら。おいしいおいしいと言うのです。ムシャムシャと真っ黒なチョコを口元に付けながら。
2通りの見方があります。僕は食べるという行為に敏感に反応してしまいます。可愛いのに食べちゃうという矛盾を感じてしまうのです。
これはアンパンマンも同じで、もし僕の前にアンパンマンが現れて「どうぞ」と自分の頭を引き裂いて渡されたとしたら。
ちょっと無理です。僕が抹茶を飲んでいたら多少揺らぎますが、でも断るでしょう。
その理論と同じで、コアラのマーチに限らず顔が描いてあるものは食べにくいです。
ただ可愛いから食べたくなっちゃうという理論もあります。
キュートアグレッション
人は可愛すぎるのものを見ると、噛みつきたくなったりギュッと握ってしまいたくなるような衝動を抱くことがある。これは可愛すぎるものに接したときの脳の防御反応と説明されたり、制御できなくなったものへの反応としている。
可愛いものへの攻撃性みたいです。好きな子にちょっかいを出すとか。ひどくなるとDVとか。
このキュートアグレッションと言われると納得できます。コアラのマーチのコアラのキャラクターがあまりにも可愛いから、つい食べたくなっちゃうということなのでしょう。
ということはコアラが可愛くなかったら、ああいうところに描かれる絵柄が可愛くなかったらどうなるのでしょう?
ゴキブリのマーチ。
確かに食べたくないですね。なるほどキュートアグレッションです。
ということは、このキュートアグレッションを使えば、僕のアンパンマンに対する見方が変わるかもしれません。
アンパンマンがもし僕の前に現れても、僕はアンパンマンをおいしく食べられるかもしれない。
アンパンマンが可愛くなればいいのです。
そうです。ロングヘアーのアンパンマンです。
それはそれは食べます。抹茶飲んでなくても食べます。
もしくは積極的にグイグイくる知的でちょっとエロいアンパンマンです。
「ちょっとジャムおじ様。わたくしをこんなにもこんがりとお焼きになられて、どうするおつもりですか?」
縛られてアンパンチやられながら食べます。