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誤審で感動

現在、パリオリンピック真っ最中ですが、誤審問題が多々話題になっています。

●男子バスケットボールの誤審が大きな話題となっています。
1次リーグB組第2戦で、日本はフランスと対戦しましたが、試合終盤に疑惑の判定がありました。

試合残り16秒で日本が4点リードしていたところ、フランスがスリーポイントを決め、その際に河村勇輝選手がファウルを取られました。この判定によりフランスにフリースローが与えられ、同点に追いつかれました。その後、延長戦で日本は90-94で敗れました。

この判定については「世紀の大誤審」としてSNSでも大きな反響を呼び、議論が続いています。

●柔道でも誤審が話題になりました。
男子柔道60kg級の永山竜樹選手が準々決勝で、永山選手は「待て」の合図があったにもかかわらず、相手選手に締め技を続けられ失神し、一本負けと判定されました。

いくらビデオ判定が導入されても、まだまだ誤審というものは発生します。
結局、人間がやっているので仕方ないかなと思います。

誤審でイイ話があります。
メジャーリーグで起きた誤審です。

その話は、2010年6月2日にデトロイト・タイガースのアーマンド・ガララーガ投手が完全試合を逃したエピソードです。

完全試合とは、ヒットも打たれず、フォアボールでランナーも出さず、点も取られず、完璧に抑えたことを言います。

ガララーガ投手は9回二死まで完全試合を続けていましたが、最後27人目の打者に対する一塁ゴロが誤審によりセーフと判定され、完全試合を逃しました。

試合後、この審判のジム・ジョイス氏は誤審を認め、ガララーガ投手に謝罪しました。しかし、試合結果は変わりません。

翌日の試合前、その日ジョイス氏は主審でした。主審にオーダー表を手渡すのは普通は監督の仕事です。そこへ、ガララーガ投手がジョイス氏へオーダー表を渡しに行きました。
二人の間には感動的な瞬間が生まれました。観客からも拍手が沸き起こりました。
このエピソードは、スポーツマンシップと人間性の素晴らしさを示すものとして広く称賛されました。

こういう話を聞くと「間違えたなら早めに素直に謝る」これが一番の解決法だと思います。なんなら、完全試合した選手の人達より、このガララーガ投手の話の方が記憶に残っています。
本当なら間違えてはいけないところを間違えているのに、スポーツマンシップと言われるのですから。

素直って大事だし、結果的に得だと思います。
でも誤審と思っていないならそれでいいのですが。

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