粗さゲームズ14本目:スパイ、トイレで激戦す

FPSの初体験は64でした

ファーストパーソンビューシューティング。かつての名作Doomを元祖とする海外で人気のジャンルで、今でも新作が出まくっている。今だと多くの人がCoDシリーズの新作、コールドウォーをプレイしてるんだろうなぁ。まだPS5が買えてないからなぁ。

まあそれはいいとして、日本ではあまり馴染みのなかったジャンルである。元々大人向けのPCゲームなので子供には無縁であった。それにSFCなどのスペックではまだまだFPSは動かなかったんだろう。日本でこのジャンルを大きく広めたのは、ニンテンドー64で発売された「007ゴールデンアイ」である。もちろんそれは私も例外ではなかった。

撃て撃て! 撃ちまくれ!

このゲームは007シリーズの一作、ゴールデンアイを題材としたゲームで、映画を基にした多くのミッションをプレイすることが出来る。視点は完全にジェームズ・ボンドのものになっていて、画面にはボンドの手と銃器だけが見えている。この状態で3Dスティックをグリグリして移動させつつ、後ろの方にあったキー(なんて言ったっけ? Zボタン?)を押して銃を撃つことができる。これで敵を撃つのだが、あの頃はそれだけでも楽しかったんだよなあこれが。

FPSとしては武器の種類も多い方である。ピストルにアサルトライフル、映画に出てきた黄金銃とか、投げナイフなんてものもあった。さらにストーリーでは戦車に乗ることもできた。敵を轢いた時の音がなんかリアルでちょっと嫌だったが、戦車砲を撃ちまくりながら進んでいくのは爽快であった。

とっても邪魔なナターリア

そしてこのゲームのストーリーモードで思い出すのが、ナターリアという女である。映画のボンドガールなんだけど、邪魔なんだこれが……

基本的にちょろちょろ動き回ってばかりで射線に入ってくることも多いし、倒しちゃうとそのままミッション失敗だし、一緒に戦ってくれるわけでもないし……何のためにいるんだアイツは……

64時代なのでまだポリゴンがカクカクしていた時代だから、ヒロインとしてもそんなに可愛くないしなあ……しょうがないので、対戦で友達に使わせて自分で倒し、少しでも留飲を下げるのである。

対戦で盛り上がったあの頃

さらにこのゲームには対戦モードも搭載されていた。懐かしの分割画面方式で友達と銃撃戦が出来たのだ。もちろんストーリーモードとは違って真面目な戦いなどしない。ひたすらチョップで殴りまくったりとか、センサー爆弾を爆発させまくったり、トイレの便器に爆弾を付けて上から降ってきたところを爆発させたりとか、思い思いの戦いをしていたのだ。

友達の中には本当に上手い奴もいて、いつもやられまくっていたなぁ。今は何をしているんだろう……


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