子育てを終えたあとの自分と話してみる
最近、SNS上で何度か見かけて、心に引っかかっている記事がある。
子育てが終わったお母さんが、もっと幼かった子どもたちとの日々を大切にすればよかったと後悔する投稿だ。
今になって…別にテレビもお茶もいりません。あの日々を大切にすればよかった。ただそう思って泣けてくるのです。二度と帰ってこない幼児期だったのに。
私もいま1歳10ヶ月の子どもを育てているので、このお母さんの「母として花全開だった時期」の葛藤はとてもよく分かる。
子どもはかわいいけれど、うまくいかないことが多くてイライラしてしまう。
昼寝をしてくれたり早く寝たりしてくれると、やっと時間ができたとホッとする……こう感じる子育て中の人のは私だけではないと思う。
このお母さんと同じような後悔は、漫画家の西原りえこさんも「毎日かあさん」の中でも書かれていた。
西原さんはお子さんたちが小さかった頃を思い出して、このように語っている。
家事なんかしなきゃよかった。
家なんてもっと汚くてよかった。
食事なんか手作りすることなかった。
あんなに抱っこしてほしがってたのに。
もったいないことしちゃったなぁ。
出産したあとの一時期、毎日の振り返りの日記をつける時に、「10年後の自分から一言コメントをもらう」という試みをしていたことがある。
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