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雨が降らないと...

私のりんご畑がある板柳町では、ここ1ヶ月ほぼ雨が降っていませんでした。しかも連日最高気温が30~35度で暑くて暑くて…。
「こんな夏は初めてだ」と両親も嘆いています。

このような気象状況でりんごへの影響はどうなっているのか?今回はその辺りを書いていきます。

影響① 葉が黄色くなる

根から吸い上げる水が不足すると最初に目に見えてくるのが、葉っぱが黄色く変色することです。本来は収穫が終わって冬間近になると黄色くなるのですが、それが夏に起こる。黄色くなった葉っぱはどんどん落ちていきます。

影響② 樹が衰弱する

葉っぱが黄色くなる=光合成ができなくなるので、エネルギーを作り出すことができません。そして樹そのものが弱っていきます。
特に「腐らん病」という病気に罹っている樹は衰弱が激しく、枯れてしまい、結果的に伐採することになります。

元々弱っていた太枝が枯れてしまったので伐採しました。樹ごと枯れてしまったものもあり悔しい…。


影響③ 実が軟化する

今年は樹体だけでなく実にも影響が出ました。極早生の品種が樹上に成っているままで軟化してしまいました。腐っているというより煮えている感じです。
こうなった果実は市場出荷できず、加工にまわすか、畑に捨てることになります。

触るとブニブニして指がささるくらい軟らかい。
実家では“恋空”という品種の30%が、軟化で捨てることになりました。

今年は影響が大きく、令和5年度産の収量の減少もありえそうです。



さて8/19現在の状況ですが、今日やっと雨が降りました!!
2時間ほどでしたが結構強めに降ってくれて、一応安心です。
明日も雨予報がついているので順調に降ってくれることを祈っています…!☔