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りんご品種図鑑〜なかの真紅〜

様々あるりんごの品種ですが、昔からあるものも新しく登録されたものもあります。今回ご紹介するのは2018年に正式登録された"なかの真紅"という品種です。

特徴

名前:なかの真紅(なかのしんく)

育成者:長野県中野市 吉家一雄氏

収穫時期:10月中〜下旬

見た目:外観は黄色の地に赤色が着色したような印象。少しいびつな形になりやすい(きれいな円錐形ではない)。果皮にワックスが出やすい。果肉が赤くなる。

味:甘みと酸味の両方が感じられる。皮は厚め。

日持ち:冷蔵で2~3ヶ月程度

まだらに色付くみたいです


真ん丸ではなく少し凸凹がありました


この品種は果肉が赤くなる「赤肉品種」に属します。
"いろどり"という赤肉系品種に"ふじ"を掛け合わせてできた品種で、同じ掛け合わせで"ムーンルージュ"や"炎舞"という品種も誕生しています。

個体差はありますがキレイな濃ピンク色になります。

カットすると鮮やか〜!


私はもぎたてをいただいたので、食感はパリッと硬さがありました。甘みもありつつ酸味もしっかり感じられて個人的には好みの味でした。
皮は厚めなので気になる場合は剥いたほうが食べやすいかもしれません。
果皮には「ワックス」と呼ばれる手触りがベタベタするものが出やすいのですが、これはりんごの生理現象で熟成している証なので気になさらず。

皮の色が赤いところほど中の果肉も赤いような気がします!なのでしっかり全体に着色すれば中身も真っ赤になるのかも?(※個人的見解です)

お皿にのせても映えますね


今回は地元の先輩農家さんからご厚意で1つ提供していただきました。
まだまだ生産量が少なく珍しい品種なので、気になるかたは生産者さんから直接購入するのがいいと思います。
赤肉品種の中でも食感も味も◎な美味しいりんごでした。