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褐斑病のこと
りんごに関する病気で、今年度いちばん目立っていた「褐斑病」について今回は紹介します。
褐斑病とは
空気中に飛散する菌に感染して、葉や果実に黒い斑点がつくのが特徴です。
5~6月が一次感染、8~9月が二次感染の時期になっていて、約2ヶ月の潜伏期間があります。秋の葉とりやつる回しの作業をしているとよく発見します。
今年度は夏の猛暑と雨の少なさで防除の効き目タイミングがずれてしまったようで、青森県産には多く発生しているみたいです。
軽度の病斑だと油性ペンでチョンッとつけたような黒い点が付きます。
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強く病気が現れると黒い点が陥没して、中心部が茶色っぽくなります。
ここから日が経つにつれて茶色い部分が大きくなり、最終的に腐ってしまいます。
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この斑点、よく「腐るからダメ」と言われハネもの扱いになるのですが、一体どのくらいで広がるのか?と疑問に思ったので試しに収穫から2ヶ月ほど保存してみました(常時0~5℃の状態)。
結果が2枚目の写真。広がった様子が目視ではほぼわからないくらいでした!
そしてこの斑点は皮にしか付いていないので剥けばまったく問題ありません。
ということで、茜さす果実で販売する場合は軽度のものを家庭用として出しています。こうやって自分で確かめるとこちらも安心してお届けすることができますね。
スーパーなどで販売されているりんごでも、今年の冬はこの斑点つきが"訳あり"でで並んでいるかもしれません。選ぶ際の基準にしてもらえたらいいなと思います。