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Bullet journalのススメ(2020年8月ver)

かつては、詩人であり劇作家の寺山修司が「書を捨てよ、町へ出よう」という評論集を書いたように、基本的に人間は家の中にいるだけでは飽き足らず、外へ外へと足が向く生き物なのだと私は思っている。私自身、絵を描いたり書き物が好きな根っからのインドア派であるが、やはり外へ出ると気分が違う。ほんの数分太陽の光を浴びて胸いっぱいに空気を吸い込んだだけで生まれ変わったように頭が冴え渡る時がある。しかし、例年とは大きく違う2020年。マスクに日差し、そして高温多湿な2020夏。この状況下で外で過ごすのは肉体的にも精神的にもなるべく避けたいところ…。必然的に家で過ごす時間が例年より増えている。

そこで今日は私がこの約半年ほどのおうち時間をProductiveに過ごす上で、最も重要な役割を果たしているBullet journalについて書こうと思う。

(*自分で約10ヶ月続けてきた毎日の習慣を見直すため、そして、読んでくれている人がいれば、少しでもおうち時間をオーガナイズする助けになればなあと思ってこの記事を書いています。お暇なときにでもごゆるりとお読みください。)

Bullet journalって何?

Bullet journal は直訳すると「弾丸日記」だ。なんだか物騒な名前だが、もちろん弾丸を込めて日記を書くのではない。(弾丸を込めながら日記を書くというのもなんだかドラマチックだが。)英語圏では「・」をBulletと表現することがある。つまり、箇条書きの日記というような意味になる。

なので、Bullet journalとは、今思っていること、やっていること、過去にあったこと、そして未来やってみたいことなどを箇条書きで書いていくノートである。

私のBullet journalたち

さて、私は2019年10月からBullet journalを続けている。

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写真1番左のノートが1代目、1番右が最新のBullet journalである。真ん中のファイルはルーズリーフ保存用ファイルとなっている。

さて、1ページ目を開いてみるとしよう。

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ページを開いてまず一ページ目にあるのは月のスケジュールと毎日のルーティーントラッカー、そして週ごとの振り返りだ。

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月のスケジュールは見やすいように1ページでまとめている。時間などの細かい日程は書かない。このページは自分の月がどのようなものであるか全体像を把握するページとして使っている。

スケジュールのトラッカーはその月に自分が心がけていること、達成したいことなどがその日できたかどうか振り返るためにある。私の2020年8月のトラッカーは以下の全6項目だ。
・起床時間:生活習慣の乱れを把握するため
・朝の日課:朝活のモチベーション
・夜の日課:オンオフの切り替えをするため
・課題:記事、学校の課題など
・運動:ヨガか散歩
・noteの投稿:達成したいこと
今月はこんな感じだが、月によって達成したいことなどが変わるのでトラッカー増えたり減ったりする。が、だいたい毎月5~6項目のトラッカーで毎日の振り返りをしている。

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その隣にある枠は週ごとの振り返り。毎週日曜日に毎日のトラッカーや自分の生活を振り返り、簡単にまとめる。曜日感覚がなくなりがちなおうち時間でもしっかりと1週間を意識し、行動することにつながっていると思う。

その隣はトラッカーの詳細な内容だ。たまに自分で何を元にこのトラッカーやってたんだっけ?と忘れることがあるのでいつでも見られるように書くようにしている。あと、たまにこの変に、「このトラッカー良かったから来月もやろう」とか「このトラッカーはいいけど、内容は再考すべき」などと書いて来月の計画を立てる準備などをしている時もある。

ページをめくると次ははこんな感じ。

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週の細かい計画だ。こうして細かい計画を立てることで、予定を埋めなければという気持ちになり、だらだら過ごすことが少なくなる。また、私はたまに働きすぎることがあるので、自分のやったことが目に見えるようにして休まなきゃな、と思えるようにしている。

次。

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最後に、月末に全体的な振り返りをするためのMonthly reflectionのページを作っている。自分がその月に達成したこと、反省、主に思ったことなどを箇条書きで書いていくページだ。なので、月の終わりになるまでこのページは真っ白のままだ。

その隣のページからは、なんでも書いていいゾーン。この先は自由にノートを使っていいので、日記を書いたり、誰にも言えない悩みをぶちまけたり、心配なことを書いたりしている。私はこのゾーンを相棒と呼んでいる。一番最近の自分の頭の中、心の中を表しているゾーンと言えよう。ちなみに今月は占星術に興味を持っているので、今のところ、それについて勉強した内容が多い。

結論:Bullet journal =相棒

改めて振り返ってみると、私にとってBullet journalを書き続けることは「自分を1番管理して、理解してくれる相棒と対話し続けていること」だったようだ。たまにサボっちゃって放っておくと、ちょっと心が荒れるような気がする。そういう時は「相棒、ごめんね。」みたいな感じでいつも立ち直っては今日から頑張ろう!という気持ちが自然と湧き上がってくるのだから不思議だ。おうち時間のメリハリがつかないなあと思っている人がいたら、ぜひBullet journalを始めることをオススメしたい。ぜひ、あなただけの相棒を作ってみてはいかがでしょう?

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