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桃太郎のお婆さんになったらどう語る?「ストーリーの話し方」結論から話すことの大切さ
こんにちは!
もし、昔話「ももたろう」のお婆さんになったら
この衝撃的な話を人にどう伝えよう…
そんなくだらないことを考えて夜を過ごすことがあります。笑
今回は、
ヨガインストラクターとしてヨガ哲学を伝える際
生徒さんが真剣に耳を傾けてくれる
「ゴールを提示する話し方」についてお話しします。
「ももたろう」のお婆さんになったら?
「ももたろう」という昔話が無い世界で
あなたが桃太郎のお婆さんになったとします。
(そんなことは絶対に起きないけど…)
この驚きの出来事を友達に話すとき、
どのように話し始めますか?
多くの人は時系列に沿って話そうとするかもしれません。
(私の夫も「いつ」から話すと言っています)
「今日は洗濯物が溜まっていたから川に行って...」
「いつものように川で洗濯をしていたら...」
しかし、聞き手の立場で考えてみると
「この話の行き先はどこだろう」
「結論は何..!?」と
先を急ぎたい気持ちになりませんか?
結論から話すメリット
マラソンに例えてみましょう。
ゴールが見えないままマラソンを走るとき、
ランナーはどんな気持ちになるでしょうか?
「あとどれくらい走ればいいのだろう」
「この道は本当に正しいのだろうか」
という不安が絶えず付きまとい、
走ることに集中できなくなってしまいます。
同じように、
話を聞く側も、ゴール(結論)が見えないままでは、
その話に集中することが難しくなります。
「この話はどこに向かうのだろう」
「何を伝えたいのだろう」
という思考が、本来受け取るべき内容への集中を妨げてしまうのです。
だからこそ、私たちは結論から話すことで、
聞き手に明確なゴールを示し、
安心して話に耳を傾けられる環境を作る必要があるのです。
これを踏まえて、
こう話し始めるとどうでしょう。
「ねぇ。聞いてよ。
川から流れてきた桃を割ってみたら、
中から赤ちゃんが産まれてきたんだけど…!」
このように話し始めると、聞き手は
「何それ!?」
「どういうこと!?」
とその結論に対して興味が湧き
そこまでの過程の話にまで集中して耳を傾けることができるのです。
実践例:サントーシャを伝える
この「結論から話す」という考え方は、
ヨガ哲学を伝える際にも非常に効果的です。
では、実際にヨガの重要な教えの一つである
「サントーシャ(満足・喜び・幸福)」
を伝える場合を考えてみましょう。
時系列で話す場合:
「休日にヨガの練習をしていて、
難しいポーズに挑戦していました。
私でもできないポーズってまだまだたくさんあって….…。」
結論から話す場合:
「できないポーズがたくさんあって悩んでいました。
しかしこの前他のインストラクターに
『朱音さんそのポーズできてすごい!』と言われて
私は自分にもできることはある!とハッとしました。」
このように話すことで
「もう既に足りている」というサントーシャの本質が最初に示される
聞き手は「なるほど、そういう経験私もある」と共感しながら聞ける
具体例がより印象的に伝わる
実践のためのポイント
1. 結論の見極め
伝えたいヨガ哲学の核心は何か、
まず自分自身で明確にしましょう。
伝えたいことの中で重要でない要素に気づくことができ
話をシンプルにまとめることもできます。
2. 聞き手の興味を引く入り口
結論とはいえ、
硬い哲学的な言葉で始めるのではなく、
聞き手の共感を得られるような具体例から始めましょう。
生徒さんの興味を引く、重要ポイントです!
3. ストーリーの組み立て
結論(驚きや気づき)
具体的な状況説明
そこから学んだヨガの教え
日常生活での活かし方
という流れで組み立てることで、
より理解しやすい説明になります。
まとめ:効果的な伝え方のために
ヨガ哲学を伝える際、
時系列にこだわらず結論から話しましょう!
結論を知らずに話すことは
ゴールを知らないまま走るマラソンと一緒。
オチは最後に残しておきたい気持ちはわかりますが、
結論を知っているからこそ
最後まで話を聞き切ることができます。
生徒さんはヨガ哲学をより深く理解することができます。
明日のレッスンから
実践してみてください!
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