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akaneおすそわけ郵便 第一回「壁はこわれるもの」

満月の夜に壁をこわすことにした。

気がついたら、仕事の文ばかり書いていて、自分のための言葉を書いていない。

手書きだといっぱい書きたくなるんだけどなぁ。

そんな想いからはじめた「akaneおすそわけ郵便」。私が十代の頃から三十年以上かけて、コツコツ集めたお気に入りのポストカードに、私の日常を綴って郵送で送る企画。書く場と機会を随分と頂いてきたけれど、最後に辿り着くのは、やはり手書き。何より文字を書くことが気持ち良いから。

じゃあ、それをwebでやったらどうなるんだろう。むくむくと好奇心が湧いてきて、するするとnoteに登録していた。今まで散々周りの人に、noteに書いてみたらと言われて尻込みしていたのに。今、すごく楽しい私が居る。

この葉書は、ベルリンの壁がこわされた時にドイツで発行されたもの。本物の壁のかけらが入っているお気に入りの一枚。

私も自分で作っていた壁をこわしてnoteに書いてみた。壁、意外ともろかった。

こわしたのではなくて、自然に道が開ける様に壁がこわれてくれた、そんな感じ。

【今日の一枚】一九九〇年にドイツで発行されたポストカードで、ベルリンの壁のかけらがパッキングされています。青く塗られている部分があって、何が書かれていたのかなぁ。

【akaneおすそわけ郵便】は、大橋あかねが三十年以上かけて集めたポストカードに、自分の日常や愛するモノについてなど、その日の気分で書きたいことを書いて郵送でお届けすると云う企画です。こちらは、そのnote 版。おつきあい頂いて、ありがとうございます。これからどうぞよろしくお願い致します。

(C)akane ohashi 2019

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大橋 あかね
毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。