おすそわけ日記 228「心躍る、銀ブ」
通院帰りに銀座に出て、パンを買う。
ジョアンですよ〜。チョコブレッドですよ〜。母にコーンパン十個も頼まれましたよ〜。
パンは勿論、事前に予約済み。
パンの焼き上がり時間から逆算して、医者の予約をする私は如何なものか。
しかし!ものすごい楽しみがないと、定期通院とか、ほんと、心折れるのよ。
折角、銀座に出たので、銀ブラしようかなぁと思ったけれど、パンが重い。
二斤プラス十個が、横長の紙袋にぎっちり。
まぁ、暑いし、陽も強いしなぁ。
素直に有楽町駅に向かおう。
不二家の前には、変わらず、マスク姿のペコちゃん。
よく見ると、マスクが少しずれている。
暑いから!?熱中症対策的な!?
マスクを付け直したいような、外してあげたいような、微妙に心揺れる。
ルミネを通り抜けするついでに、メイクアップキッチンをチェック。
「何かお探しですか?」と尋ねられて顔を上げたら、若い男性スタッフだった。
目元しっかりメイクが似合っていて、とても綺麗。
まつ毛の長さに、どぎまぎしてしまう。
探している品がなかったので会話が続かなかったが、素敵ですねと伝えればよかった。
有楽町の駅前広場では、建物の屋根の水蒸気が少しの涼を醸し出している。
これ、涼しいのかなぁ。
屋根の下から見上げても、よくわからない。
要するに、現代版打ち水ですよね。
効果より、気持ちだ。いや、効果もあるのかもしれないが。
最近の私の銀ブラは、駅から駅へ歩くだけで終わってしまうことが多い。
「銀ブラならぬ、銀ブ」ぐらいなのだけれど。
いろいろな発見があって、銀ブもまた、心踊るのだ。
【今日の一枚】信号待ちで見上げた夕方の空。東急プラザのビルはキラキラしていて綺麗だなぁ。ただ、日傘と大量のパンを持ちながら、赤信号の間に素早くシャッターを切るのは、大変でした。
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