おすそわけ日記 251「喉元まで幸せを詰め込まれたガチョウの気分」
とても嬉しいことがあった。と書き出して、あれ?と思う。
つい数日前も、同じ一文でこの日記を始めている。
「なんだ、私、毎日、嬉しいんじゃん」
自分の中では、ここしばらく、随分と涙を流している印象で。
数年間もの間、やりたくなくて逃げていたことに向き合わざるを得なくなり、この一ヶ月、母と二人、励ましあって頑張っている。
そのおかげで、停滞していたエネルギーが随分と動いているのは確か。
「だからなのか!」
あらゆる所からサポートが入る。
それを、ただひたすら有り難く押し頂く日々。
今日なんて、ここは天国かと思うような頂き物をして。
これでもか、これでもかと
喉元まで幸せを詰め込まれたガチョウは、きっとこんな気分だ。
昔の私だったら、こんなに受け取れたかなぁ。
もっと前にリミッターがかかっていたと思う。
こんな幸せ、私にはお畏れ多いと。
以前、教えて貰った言葉で
「誰にでも、人生に一度、目の前にロールス・ロイスが止まる瞬間がある」
これにちゃんと乗り込めるかなんだけど。
私には、アレだなと思った瞬間がある。
結論から言うと、その時、私はロールス・ロイスに乗った。
乗ったのだけれど。
これが助手席に乗っちゃったんだよね。
ちゃんと車の後ろの席の扉を開けて貰っていたのに。
「あ、私、助手席で結構です。ナビでもしましょうか?」
今、思えば、私はナビなんて出来ない。
方向音痴だし、標識は知らないし、何より、行き先を知らない。
ずっと中途半端な遠慮をしたと思っていた。
でも、本当は、怖かったのだ。
こんなに受け取れないと。
御礼にどれほど返せばいいのだろうと。
助手席で心配しながら、身体を屈めて車に乗っていた。
それが今、こんなにも丸々としたガチョウになって。
あぁ、美味しい餌来るなぁ、どんどん詰めてくださーい。
ごく自然に餌を受け取っている。
多分、胃袋が四次元にあるのだろうと思うほどに。
ここまで読んだ人は気になるかもしれない。
今日、私に、一体、どんな幸せなことがあったのかと。
でも、それはまだ、内緒。
これまた昔の私なら、嬉しくて、すぐに言いふらしてしまったと思う。
今の私は、自分のなかで、もっとじっくり味わいたいので。
そのじっくりが、私のフォアグラをもっと美味しくするはず。
フォアグラが美味しく育ったら、みんなで食べたい。
ここの部分の栄養は、こちらの方から頂いて。
そこの部分は、あの方ですね。
なんて、説明をしながら。
勿論、自分でも食べるのだ。
今はただ、口を開けて待っている時。
美味しい餌にうっとりしながら。
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【今日の一枚】水の流れが気持ち良くて、昨日、六本木ヒルズで取りました。今日の話は、滞りが流れて行った所から始まるんですよね。
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今日もおつきあい頂いて、ありがとうございます。
毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。