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小説の「月1投稿」を4年間続けたらどうなる? 得られた成果と続けるコツ

こんにちは! 二次創作小説を書いている紅音です。

社会人になってから唐突に「小説を書こう!」と思い立ち、毎月1作品必ず投稿することを約4年ぐらい?続けてます。
SNSの交流が苦手で基本壁打ち芸人なのですが、月に最低1回、作品を出し続けた結果、小説は読んでもらえているし、同人誌も配布できているし、満足のいく活動ができていると思っています。

投稿を続けるとどんな変化があったか、続けるためにどんなことをしてきたか、まとめてみようと思います。


なんで「月に1回の投稿」を目標にしたか

■小説が上手くなりたいから
とにかく、最高の推しCP小説を自分で書いて、自分が読みたかった。
ここで言う「最高の」とは、小説として面白いこと。
そういった小説を書くには、トライアンドエラーを繰り返すしかないと思ってて。なので、書き上げる本数を増やすため、月に1回の投稿を目標としました。あと、必ずエンディングまで書く。これはいろんな小説を書きたい人向けの指南書によく書かれていることで、エンディングまで書くことで力がつくから。

ただ……月1回の投稿をしたら必ず上手くなるか?というと、そうではないと思ってます。社会人だから、時間がない。効率よく身につけたい。だから技術書を読んでいいなって思ったことを取り入れて作品を作ったり、PDCAを回したりしながら、小説を書いてました。


■無理しない頻度がちょうど月1回の投稿
ネタがあって、勢いがあって……という状態でも、2週間に1度の更新が私の精一杯でした。ほか、インプットとか別の趣味も……となると、月1回の更新頻度が最適かな~と思ってこれを目標にしました。

■界隈から忘れられたくなかった
私はSNSで同じ作品を好きな人たちと交流することが苦手です。別に同担拒否とかそんなんじゃないんですけどね。
とはいえ苦手なので、最初から壁打ちを決めてました。

でも壁打ちだと初回投稿時の認知は、ほぼ0です。作品の告知ツイートしてもRTは全然ありません。アカウントも知られていません。
だから界隈から私という作者が忘れられないように、作品を多く投稿しようと考えました。

4年間続けて起きた変化

フォロワーが増えた

告知ツイートしているTwitter(X)も、投稿先のpixivもフォロワーが増えました。交流無しでも増えます!
正確には覚えていないですが、1年ぐらい継続して投稿していると、ある時からフォロワーがぐっと増えました。

フォロワーが増えると何がいいかというと、作品を投稿したときに通知が飛ぶので、読んでもらえるチャンスが増えるはずなんですよね。フォローするぐらいだから、興味がある程度高い人たちだし。
続けてきてよかったなあって、とても嬉しかったです。

感想がもらえた

頻度はそれほど高くはないですが、フォローしてくれている方からたま~に感想をいただくことがありました。あと匿名での感想も少し。どこから流入したかわからないですが、とにかくうれしかったです。

この辺りはもしかすると、いつも「感想ください!」と言い続けたり、感想を送りやすいように匿名の箱を用意したり、何度もツイートしたりしている面もあるかもしれないです。

作品を作ることに怖さがなくなった

書き始めてすぐの頃、私は作品を公開することがめっちゃ怖かったです。もっと詳細に言うと、作品には作者の思想が顕著に出ることを社会人になってから気づきました。「この思想は果たして今の世の中に受け入れられる思想なのだろうか?」と思うと、否定されやしないだろうかと怖かったです。だからプロット段階から「大丈夫だろうか?」とめっちゃチェックしました。

恐る恐る出し続けてみると、特に何の問題も起きませんでした。(私に見えてなかっただけかもしれないがw)まあ、そもそもやっちゃう人はこういうチェックを見落としがちですしね……。だから出し続けることで、作品を作ることに怖さはなくなりました。怖くなくなってからも、チェックは怠らずにやっていきたいです。

評価に執着しなくなった

とはいえ、2年ぐらい執着してましたがw
自分向けに書くことを基本にしているけれど、やっぱりウケたいじゃないですか!
振り回されすぎないように自分なりの指標を作って、チェックしてみたら、「やっぱり読者は正直だな~」って思ったし。

でもいっぱい作品を作ってるといいことは、比較的ウケた作品もウケなかった作品もいっぱいあること。

これのいいことは、まずウケた作品を眺めていると、ウケた理由が次第になんとなくわかってくること。
だから受けなかった作品を見ても、「まあそうだよね」って結構納得して受け入れられてました。

あと、比較的ウケた作品があるわけなので、ウケなかったとしても「まあ、私には代表作○○があるしな!」って思ってあんまり落ち込まなくなりました。

そしたらどんどん評価に関して気にならなくなりました。

同人誌を作れた

いつか作ってみたいな~って思っていた同人誌を「Web再録集」として発行できました!
例えば2000字ぐらいのお話を毎月1作品、12作品作れば2万4000字ですからね、十分本になります。

同人誌を作ってみたいけど、そんなに文字数書けないよ~って人でもチャレンジしやすいんじゃないかなあって個人的には思ってます。

毎月1作品作るために工夫したこと

勝手に毎月1作品は作れないのでw、工夫していたことをまとめてみました。

書き溜める

小説の連載をする人みたいに、書き溜めてます。
書きたい気分の時とか、これ面白い!今書きたい!って気持ち、私は毎月あるわけではないんですよね……あればいいんだけど。義務感に駆られて書いた小説って私の場合はですが、面白さが半減するんですよね……それは避けたい。なので、書きたい気持ち・勢いのある時に集中して取り組んで、書き溜めてます。

毎日創作の時間を作る

いつでも創作できる体制にしておくというか。
ネタを思いついたからメモしておいた、でもいいし、小説を読んでインプットした、でもいいし、毎日何かしら創作をしてます。そうこうしていると、「これ面白いよね!」って思ってのめり込んで、気づいたら小説が完成してた、みたいなことを繰り返して作ってます。

そう言ってても書き溜めが枯渇することはよくあるのでwヤバいなって思ったら、ネタ帳を眺めることを増やします。

Webイベントに積極的に出て展示することを目標にする

要は、自分の尻を叩く。
既存作品でもOKと書かれていても、新規の作品がないのはちょっと寂しいと思っているので。(これは個人の考え)
イベント出るぞ!って思うと、じゃあ新作書くか!って自動的に思うので、イベントに積極的に出てます。

作品を振り返る

作品を作りっぱなしにしないで、振り返りをしています。

これをやると何がいいかって、自分が着実に成長している(または、まだまだだな~って思う)ことに気づけるからです。そうすると、次も頑張るぞ~!って思えて、次の1作に取り掛かりやすいと思っています。

まとめ

「毎月1作品を投稿する」という目標を掲げて約4年間取り組んできた結果、さまざまな変化や気づきを得ることができました。小説を書くことが怖くなくなったり、評価への執着が薄れたり、同人誌の作成という夢を実現したり……一歩一歩積み重ねてきたことが、確かな成果につながっていると実感しています。

投稿頻度やモチベーションの保ち方は人それぞれですが、この記事が誰かの「続ける」ことのヒントになればうれしいです。

これからも、楽しく創作を続けていきたいと思います!

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紅音
いただいたチップは、私の大好きな紅茶になり、執筆のおともにさせていただきます。