【壁画制作シリーズ】岩出倉庫まえ保育園 in 和歌山②
2021年8月に
和歌山県岩出市に当時建設中だった
「岩出倉庫まえ保育園」の屋内壁面に絵を描いた内容について
スタッフやすだがインタビュー形式でシリーズ
お伝えしていきます。
前回の記事はこちら>>
完成した壁画の一部はこちら
あかねさんの子供たちへの優しい愛が詰まった
こちらの壁画制作。
前回では、
壁画制作が決まったきっかけ、
こだわりポイント・キャンパスと
建物に描くことの違いなどについて
お伝えしてきました!
引き続き、
ここだけのリアルな壁画制作レポを
お伝えしていきます!
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【Q1】実際の壁画制作を通して苦労したことは何ですか?
【A1】真夏の和歌山のエアコンがまだ付けられない室内で
巨大な扇風機ひとつでの作業だったので、
とにかく半端なく暑く、水分と塩分補給をしながらの作業でした。
建築家の友人が私の様子を気にかけてくれていて、
途中作業に没頭して自分では気づかずに
熱中症になりかけた時に差し入れをくれたりして、
休憩をとりながらのペースに変えて持ち直しました。
色々な面ですごくサポートしてもらいました。
【Q2】実際の壁画制作を通して難しかったことは何ですか?
【A2】準備段階の話ですが、現場では色を混ぜ合わせて混色を作る時間もないので、発色の良い水性ペンキを準備しておく必要があり、その色探しに苦労しました。
色んなメーカーの水性ペンキのサンプルを取り寄せたり、
お店に見に行って購入して試し描きしたり、
マーカータイプやスプレータイプの物を見つけては購入してみたり、
とにかく使えそうな物は事前に準備しました。
なかなか綺麗な色の水性ペンキがなく、
良い色が揃っているメーカーは信じられないぐらい高くて
予算オーバーだったりして良い落とし所を見つけるのに苦労しました。
あとは、実際に現場で描いてみると、壁紙がぼこぼこしていて
刷毛でしかうまく色がのらず、気をつけないと単調な描き方になってしまうので、
どう描き方で変化をつけるかをやりながら生み出していくのに苦労しました。
絵を描く壁は2面あって、サイズが大きい方で4m×2mほどあったので、上の方は脚立に登りながらの作業だったり、受付カウンター部分はくり抜かれて描く壁がないのできちんと絵が繋がっているように描かなければいけなかったり、考えてやらなければいけない部分があり難しかったです。
【Q3】この壁画制作を通して生まれた作品がありましたら、教えてください。
【A3】この2点が壁画制作の時に作った絵の一部です。
『Adorable:Citrus』
爽やかに軽やかに
『Adorable:Grasshopper』
あちこち跳ねる
【Q4】壁画制作は今は募集されていますか?
【A4】募集しています。タイミング条件があえばぜひお受けしたいです。
ぜひリアルな壁画制作の様子の動画でご覧ください↓
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あかねさん、ありがとうございます!
前回と今回の2回に分けて
壁面制作についてお伝えしてきました。
ペンキの調合、予算、時間など
様々なことを考えながらの壁画制作、
そして、真夏での作業…
本当にお疲れ様でした。
あかねさんの『Adorable:Citrus』『Adorable:Grasshopper』の作品が
今回の壁画制作がきっかけで完成した作品と聞いて
スタッフも「そうだったのか!」と驚きと嬉しさを感じています。
やさしく明るいカラーが魅力的なこちらの二つの作品、
ぜひこちらから見てみてくださいね。
次回は、
どんなあかねさんの
制作エピソードが聞けるか?
ぜひ更新を楽しみにしてお待ちください^^
最後に、
今回の完成された壁画作品に込められた
あかねさんのメッセージをどうぞ。
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保育園の部屋の中にもお庭にも、
子供たちのわくわくを刺激するアイデアがふんだんに散りばめられていて
園を作ることに関わった大人たちもわくわくしながら取り組みました。
たくさんの色に囲まれて
子供たちの想像力が養われるといいな。
遠くから、近くからいっぱい絵を見てほしい。
あたたかさと優しさのあるこの場所で、
安心して毎日を過ごせますように。
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