Community Based Academyに参加します。
10月のはじめ、自分の次のキャリア(これから何をして生きていくのか?)についてもやもやと考えていて「とりあえず信頼できる周りの大人たちに話を聞いてもらおう〜」と思っていた折、私のお姉さん(的存在)のともよさんからお誘いのメッセージが届きました。
ーCommunity Based Academyってなに?
*Community Based EconomyのHP。ぜひ10の宣言を読んでみて欲しい
https://community-based.org/
*Academyのプログラム内容はこちら
https://community-based.org/academy
まあ、HPを見てもよく分からないかもしれない。具体的に何をやるのかは、正直私もまだちゃんと分かっているか自信がない…。
私のなかでは、既存の経済システムを否定する訳ではなく、どんな社会が理想的か?どうしたらそんな社会がつくれるか?という対話を重ねながら、視野を広げ思考を深め、そして小さな実践の積み重ねで理想の社会を実現しようとチャレンジする人が集う、そんな共同体、という理解をしています。
社会性だけでなく事業性も(そして事業性だけでなく社会性も)、どちらもを両立するための仕組みはどうしたらつくれるのか?、それがここ数年の私のテーマなのですが、それにドンピシャはまる内容で、これは参加するしかない!とピンと来たのでした。
あと、自分のロールモデルとする活動はたくさんあるんだけど、そのひとつであるRELEASE;の皆さんが気合い入れて企画していることはひしひしと伝わって来る。超気になる…!
私はいま何か自分主体で活動している訳ではないし、すぐに実践できるような場も持っていないけど、自分の人生の時間の使い方を考え、何らか行動に繋げられたらいいな、と思いながら参加しています。
ー初回の内容
先週末は、その初回講義でした。ゲストは、ベルリンでアーティストとして活動されているIguchi Nahoさん。
*Nahoさんの取り組まれているベルリンのプロジェクト『NION』
https://www.nion.berlin/
*ベルリン-Holzmarktの地域背景と『NION』ができた経緯はこちらの記事が分かりやすい
https://beyondarchitecture.jp/magazine/pointofview/berlin04/
Nahoさんは大学院で組織心理学を研究し、卒業後は企業の組織づくりを実践している中で、ある違和感を感じるように。
人間も他の動物や植物と同じ、ただの生き物。それなのに、人間だけが生まれたそのままに生きることができないのはなぜか?自分の存在そのものに価値を見出してもらうことはできないか?
そこで彼女が始めたのが『愛とお金の直接循環』という社会実験。信頼のおける人たちからお金を集め、アーティストとしてベルリンへ。これは「活動を応援する」という寄付やクラウドファンディング、成長性とインセンティブを見据えた投資、これらの概念とはまったく異なる。
お話を聞いていると、アーティストというよりも“社会実験家”というほうが私にはしっくりきました。自分が「どうしてこうじゃないんだろう?」と感じた違和感を、既存のシステムから離れ、自分の人生を通して検証して形にしていくような。
Nahoさんの実践に対し、主宰であるユキさんが問いを投げかけながら対話は進みます。そのなかで印象的だったのは、市場で評価されなければ価値がない、という脅迫観念の正体は何か?というお話。
それは、2つの恐れから来ているのではないか?
・命の危険を感じる本能的恐れ
・いまの社会生活から逸脱することへの文化的恐れ
この2つをごっちゃにした漠然とした不安があるから、いろいろを手放せないのかもしれない。自分の理想を実現するためのスキルアップと、文化的恐れから来るスキルアップを、ごちゃまぜにしないようにしたい。
ー優しい世界🌏
講義の内容とはまったく関係ないんだけれど、運営の方々の言葉の端々から伝わってくる、このあたたかさ…
発表しようと手を挙げたけど話がまとまってなかったり、
緊張していてうまく言葉が出てこなかったり、
別の作業していて実は話をちゃんと聞いてなかったり、
「そういうことってあるよね〜」って笑って許しあえる空気があって、とても居心地がいいです。
1年くらい前、遊ぶ約束をしていた友人から当日になって「前の予定で疲れちゃったから、今日は行くのやめとくね…」と連絡が来たことがあって。その時、こういうこと言い合える関係性って超いいな〜と思ったのを思い出しました。
優しい世界。弱さとか拙さとか人間ぽさを、そのまま許容し合える世界に生きたいですね。