水のホームシック問題
水。
人体の半分以上を占めている水。
世界では水不足の問題が取り沙汰される中、
日本ではなんと贅沢なことに
綺麗な水がいとも容易く手に入る。
今のような平和で豊かな生活を送ることができる限り、
水に関して困ることは想像し難い。
しかし人間というのは欲深いものである。
最近私は天井知らずに水への要求が上がっている。
詳しく言うと
私は今年の一月に上京して以来、
関東で手に入る水に対して
若干の物足りなさを感じているのである。
ご存知だろうか。
私の出身地である熊本市は
水道水が地下水100%であることを。
水道水が綺麗で美味しいため、
ミネラルウォーターを買うという概念が存在しない。
熊本市の小学生は、阿蘇の雄大な大自然が育んだ
水の教育を受ける。
そんな生活に慣れていたため、
お金を出して飲み水を買うということに未だ抵抗感がある。
ただ全国的に見ても熊本市が例外なだけであり、
文章にすることで
もやもやする気持ちは昇華できた。
しかし、まだまだ
くまもん県出身・水のわがまま娘こと
私のぼやきは終わっていない。
ミネラルウォーターの採水地問題について
述べさせて欲しい。
コカ・コーラ社のいろはすを例に出そう。
関東で売ってある いろはすの採水地は白州。
上京して初めて飲んだ時、あまりにも
飲んだ感じがしなかった。
例えるなら、
「あれ?もう自分飲みましたっけ?
ぜんっぜん足りないですよwow wow」
というアルコールが飲めない人間にとって
(おもしろくない)飲み会ノリを
悔しくも少しだけ理解できてしまったくらい
水が軽くて物足りなかったのである。
調べてみるといろはすには全国7箇所に
採水地があるという。
せっかくなので成分の違いをご覧いただこう。
いろはす公式HPより抜粋
(https://www.i-lohas.jp/spn/step/effort/)
おわかりいただけただろうか。
圧倒的に阿蘇の硬度が高いことを。
若干の重みを感じる硬度の高い口溶けの水とともに育ってウン十年。
決して白州の水が美味しくないというわけではない。
ただ、どうしてもずっと一緒に育ってきた
阿蘇の天然水を欲してしまう。
ぜひともネット等で購入する際、
採水地を指定できるシステムを導入していただきたい所存である。
ホームシックを思わぬ形でこじらせている
1消費者からのお願いである。