小説解説 #02|プロローグ
こんにちは、735番こと長嶺茜です。今日も雨浦監獄から私のnoteをお届けします。
今回より私の逮捕、獄中生活を綴った雨浦監獄物語の解説を始めていきたいと思います。まずはその序章であるプロローグから。
プロローグの位置づけ雨浦監獄物語は場面ごとに複数の章立てで構成された小説でその内容はすべて私の語りで描かれています。しかし、このプロローグだけは地の文を三人称視点で書いており、唯一私のことを客観的に描いた話になります。
これから刑務所へと護送される場面。主人公である私の容