「おしゃべりな部屋」...というか、おしゃべりな小箱?!
先日、本屋でちょっと目に止まった、近藤麻里恵さんと川村元気さんの本。
近藤さんは、かの有名な「魔法の片づけ」を世界中に広めている方で、前からお名前は知っていました。
川村さんは映画の制作をされていたり、小説家としての顔もあり、最近では「ぼく モグラ キツネ 馬」の翻訳もされている(と、本書の最後で知りました)
表紙のイラストにも惹かれましたが、ものの声が聞こえる片づけアドバイザー(?)のミコさんとおしゃべりな小箱のボスク君とのやりとりも楽しくて購入。
依頼者のうちの中が片付く流れも、片付けというより、その方のそれまで生きてきた人生を感じます。
近藤さんの「片付け論」について
Climers2022 春 の最後に、近藤麻理恵さんご夫婦で登壇されていたのも目についた理由かも。ご本人の、ほわっとした外見と、意外とハードなその実態に、近藤さんの「片付け」が、以前「人生をときめく片付け」を読んだ時よりも心に響いたせいかもしれせん。
人生がときめく片づけの魔法は、私が読んだ頃から随分バージョンアップしているようで、最新版は下記。実は、全二巻らしいです…。
最も大事な片づけの五つのステップ
文中から
1.「理想の暮らし」を考える
2.「モノ別」に片づける
3.触れた瞬間に「ときめき」を関しせるかどうかで判断する
4.正しい順序で片付ける。
正しい順序: 衣類→本類→書類→小物類→思い出の品
5.家にある「あらゆるモノの定位置」を決める
最初の「理想の暮らし」を考えるは、最近マーケティングでも言われてきた
不安を煽るのではなく、夢を語るということに通じるものを感じます。
「モノ別」に…確かに、全部並べて比較するというのが一番効率的かも。
できれば、誰もいない時に思いっきり広げてやりたい!!
そんなこと考えるから、なかなかやり出せない自分がいます。
ここはやはり発想の転換で、誰かのことは気にせずに、
一気にモノを拡げまくって、片付けを開始する方が勝ちかも…
とはいえ、はまってやる時間の確保は課題。
衣類と言っても、洋服と和服がそれぞれにあるので、
ここは二段階にしても許されるのではないかと
思った次第です。
自身の片づけに向けて…「ありがとう」
同居人に、「片付けろ!」 と言われて
カチンとした経験のある方は多いのでは?
なので、自分から実行する「太陽作戦」というネーミングに
「それだ!!」と。
最後に、「ありがとう」と言ってモノとお別れにするという表現は、
ある意味日本的…少なくとも、日本人の私としてはそう感じます。
ものには魂が宿るという、つくも神の思想ですが、モノを大事にする方は、
多かれ少なかれどこかで感じていることなのではないかなと。
究極的には片づけというのは
「人生」のようなものかもしれませんね。
そして、片付けるモノたちへの「ありがとう」の感謝。
近藤さんの「片づけ」が、世界中で引っ張りだこの理由って、
そういうところにもあるのかもしれません。