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アレルギー児の誕生秘話


切迫早産をとめる為の持続点滴と長期入院生活で、月星座射手座には絶対的な「自由」を奪われた私は過度のストレスにより咳が止まらない日々が続く。
見兼ねた担当医がステロイド入りの吸入薬を処方、その頃の私は無知だったため妊娠中の身体にどういう影響があり、胎児にどう移行するのかを調べもせずにお医者さんが出すものだからと疑いもせずに受け入た。

ステロイド入りの吸入薬を使い始めたのはちょうど妊娠30週目ぐらい、それから退院する35週目まで毎日使っていた。
ステロイドは胎盤を通じて胎児に移行するため胎児に様々な影響をあたえる。こんな事は調べればすぐに出てくる事実。
ウテメリンの点滴で交感神経を上げているにもかかわらず、ステロイドで抑制をかける。今考えてみるとほんと無駄でしかない。いや無駄どころか胎児の成長に抑制をかけ続けていたのだ。

胎児の消化機能が整うのは妊娠30~32週以降。
腸管の規則的な運動が行われ34週で十分な栄養吸収が可能になり完成する。
免疫系は生まれても未熟で完成は思春期(11歳~18歳)。
胎児の段階では正期産児でも成人の40~60%程度で、好中球の貪食能は27週に出現し33週以降にはぼ完成するが、早産児や発育不全ではもっと低下する。抗体生産能は母体からの能動的なIgGの移行により受動免疫として免疫能は補完している。
といことは、母親が著しくエネルギー代謝が落ちている場合はほとんど免疫能は補完されないということ。


すべての子供がこれにあてはまるということはない。
ステロイド入りの吸入薬を使っていても、アレルギーとして必ず現れるわけではない。母体である私の身体の土壌がどんな食べ物で出来ていて、どれだけエネルギーを生み出す力があるのかですべて変わってくるから。

あと一つ言えることは2人目の子供ということで、一度出産を経験している私の身体は胎児のことを排出の出口として覚えてるということ。私の身体のいらないゴミを全部胎児に流すということ。
悲しい事実だけど母体にとっての出産はデトックスとして使われる。
これらのすべて相まってマルチアレルギー児が誕生したのである。

何度もいうが人はそれぞれの育った土地や環境、性格(考え方)が違うし、それまでどんな食べ物を食べてきたかで身体の土壌がつくられる。
同じ人間でもすべての身体の反応はその人のエネルギー代謝量で決まってくるので、あらゆる事例は一概に言えないことを覚えていてほしい。


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