キングオブコント2022/雑感

0.概要

本稿はキングオブコント2022を見て、感じたことをまとめた感想文です。当方はちゃんと賞レースを見るのが初めてであり、普段からよくネタを見ている訳ではないので知識は薄いです。
そして個人の主観が大いに含まれるので、「こういう意見もあるのか〜」と割り切れない方はブラウザバック推奨です。
あと、最後に読み返してて感じたんですけど、本当に大した文章ではないです。

キングオブコント2024

1.ネタ順をもとに振り返り

1.クロコップ

遊戯王の劇伴に、遊戯王を彷彿とさせる衣装。そしてまさかの「あっち向いてホイ」で突っ込んでいくストロングスタイル。
音楽が面白かった、その音楽を邪魔することなく笑いを積み重ねていた。トップバッターらしいネタで、トップバッターらしく果てていった。

2.ネルソンズ

和田まんじゅうのキャラクターの濃さ。出オチ感があった、和田まんじゅうの顔がカメラに抜かれただけで笑いが起きる。

3.かが屋

個人的には一番好きだった。二人のどちらもから、細かい感情の機微を読み取ることができた。舞台上に置いてあったトイレの扉を見立てたセットも良くて、入ることで視聴者に期待感を抱かせる、あの瞬間はとてもワクワクした。ラストの畳み掛けが弱かったと仰っていて、なんとなく納得した。

4.いぬ

あの状況で「キス」を許すかどうか。松本人志はそれを許したから点数が高かったし、飯塚悟志はそれを許さなかったから点数が伸びなかった。個人的には反対派。

5.ロングコートダディ

まさかのコック帽。あの照明、面白かった。ニッポンの社長も同じような照明を使っていたが、あのような照明は面白いし、ああいう雰囲気の人があの場所に経つのは違和感しかなくて面白かった。愛されないバカ。

6.や団(一周目)

初めてこの人たちの存在を知ったのだが、初めに出てきた瞬間に全員漏れなく目がイっていて笑った。二人の狂気的なボケにはとても惹きつけられた。途中で加えタバコをして、鼻歌を口ずさみながら死体を遺棄していたシーンはとんでもなく面白かった。

7.コットン(一周目)

しくじり先生の知識くらいしかなかったので、きょんがメインだったことが意外だった。そして演技がうまいのでとても惹き込まれた。しかし相方との演技力のギャップがどうしても浮き彫りになってしまったように感じた。おそらく完全に引き込まれなかったのはそれが原因。
あと、コント中に「SDGsですね！」と言うセリフがあるのだが、コントのテーマ的に「どこがだよ！！」と心の中で叫んだ。

8.ビスケットブラザーズ(一周目)

申し訳ないが、出だしでオムツ？を履いて出てきたところで脳が拒絶反応を示した。(あくまで個人的意見)

9.ニッポンの社長

エヴァ？と思って引き込まれたのも束の間、あまりの単調さにどんどん心が離れていった。顔芸と演出とてんどんの力。

10.最高の人間

最高だった。確かに岡野陽一は緊張していて本来の力を出しきれていなかったのかもしれないが、それでも面白かった。猟奇的な設定、吉住の羞恥心を取っ払った怪演、もう一度見たい！と感じた。最高！！！！

11.や団(二周目)

雨に濡れた成人男性の面白さ。しかし二人の狂気性が一本目のネタよりも弱かったように感じた。

12.コットン(二周目)

やはり演技力。そして後半になると共に盛り上がっていく構成。タバコの煙で作った指輪を結婚指輪としてプレゼントする、このオチがとても好き。

13.ビスケットブラザーズ(二周目)

分からなかった、理解できなかった。

2.これはあくまで賞レースである

ネタを披露する順番、５分そして地上波のゴールデンタイと言う制約、審査員からの評、前後のネタの評価。これらの要因が大きく関わるのが賞レースであり、順位に文句をつけることはナンセンスである。
あくまで「わ〜優勝おめでとう😄(純粋な祝福の気持ち)」や「このコンビめっちゃ面白い！(新たな好きの発見)」でテレビを見る姿勢が必要なのだろう。

3.個人的に好きだったネタ

「かが屋」と「最高の人間」が好きだった。
僕は坂道が好きで、坂道が好きな人は今回のKOCにおいてはかが屋とコットンに応援票が分かれると思う(独断と偏見)。
バナナマン派のかが屋、オードリー派のコットン、私はどちらかというとバナナマン派だったのでかが屋を無意識に応援してしまった。
そんな人間が言うには説得力が欠けるかもしれないが、贔屓目を取り除いてもかが屋は面白かったと思う。もちろんコットンも面白かったけど、二人の総合演技力的にかが屋の方が上だった。

最高の人間は審査員から「緊張していたのと、明らかに本調子じゃなかった」と言われていた。自分は緊張を感じ取っていたものの、本人の緊張を汲み取った上でネタを見るのは勿体無いと考え、そこから目を逸らして見ていた。