隙がない女といわれて

面接でね、

「隙がないよね。わざとそうしているの?」

このように言われて、落ち込んだことがあるよ。


「隙」

モテるモテないの話題になると、よく隙がある女性はモテるなんてことを聞いたりしません?

ちょっと抜けてて、この人大丈夫かな?助けてあげたいな?と思わせる人。自然体で、柔らかい雰囲気で、話しかけやすい人。なのかな。

いやー、わかる。そういう人、私も好き。異性にどうこうじゃなくて、話しやすくてありがたいと思う。と思うと、私は他人に心を開くまでかなり時間がかかるし、本当に信頼している人にしか自分の柔らかい部分を見せないタイプなので、相手から柔らかい雰囲気を提供されると、結構すぐ懐いてしまう。

異性にモテたいとか、合コンでチヤホヤされたいとか、思うタイプでは無いので、異性にモテるために隙を作りたいとは思わないけど、人間に親しみやすいと思われる人間にはなりたいと思う訳だ。

でも、この感じでそこそこ生きてきて、いきなりキャラを変えるって難しい気がする。しかも、「隙を作る」って目的が曖昧すぎて、雨の後の山の麓くらい霞んでて、どうなったらいいのかよく分からない。ネットで隙の作り方を検索したら、後れ毛を出すとか、ゆるふわに巻くとか、肌を見せた服を着るとかって書いてあった。髪の毛を1本に結んで、後れ毛を出したら、大石秀一郎みたいになったし、ゆるふわに巻いたら毛先がへの字になったし、肌を見せる服はお願いだから着たくない。生理的にあまり好きじゃない。

ダジャレを言うとかも書いてあったんだけど、ダジャレ、、それ本当に大丈夫?やってみて平気なやつ?ネットって嘘と本当のシェフの気まぐれサラダみたいな所じゃん。どうもしっくり来ない。

そもそも、隙がないって、悪いことなのか。色んな人がいるけど、コミュニケーションを取って知っていくことで、やっとどんな人か分かる。隙がなくて話しかけづらいという問題は、話しかける方の努力で解決するのでは??とも思う。実際自分も、あの人あまり周りと話してないけどどんな人なんだろう?から話しかけて、意外と面白い人だったー!の流れで仲良くなった人が多い。逆に、この人話しやすいという第一印象で親しくなった人は、みんなと話しやすい人だから、自然とみんなの1部になっていくことが多い気もする。広く浅く仲良くなる感じ。


私は、こういう人とは合う、とかあまり考えないようにしていて、その人がにこにこしてようが、キリッとしてようが、あまり気にせず交流していく方だと思っていたけど、無意識のうちに隙のある人とは広く浅く付き合うようにしていたのだろうか。

思えば、いつもキリッとしていて、仕事が出来て、言葉遣いや所作も綺麗で、そんな人がこぼす素の姿を見るのが好きかもしれない。そんな人と仲良くなるために、あなたに失礼はしませんよ、という態度になることが多いのかもしれない。。その一発目で失敗したくなくて、まずは自分の手の内を見せて拒否されないために、自分を隠しているかもしれない、、?

書いていて思うのは、相手に信用してもらうために、あえて自分の手の内を明かす、弱みを見せたりすることが大切なのは間違いないなあということ。ウーン、難しい。結構思い切って打ち明けたことを馬鹿にされたりして、傷ついて帰って「言うんじゃなかった、ごめんね、わたし」と思うことも多いので、そういう経験が私のガードを固くさせているのかな。好きな物や好きな人を馬鹿にされたりすることが本当に苦手。だから本当にこの人は大丈夫って思った人にしか、宝物は見せたくない。。。。


そういうの、プライドが高いって言われてしまうのかな。

隙がない人とも仲良くしてくれる人の方が、よく、、、ない、、、、?まあ、仲良くなりたい相手には自分から努力するのも大切かとは思うけれど、、自分らしくない頑張り方をしようとしてしまうこともしばしば。

自分から壁を作って周りと話さない訳ではなく、むしろよく話しかけるタイプだし、よく笑う方だと思うんだけど、たった30分や60分の面接で、緊張している中で、隙がないね。って、それで落ちるってことは、それは、オンシャが、初対面から相手に壁を感じさせない人を求めているってことだよね。オンシャの面接官によっては、こちらも固くならずに話せる時もあるし、どちらが歩み寄るかのお話ってことなのかな。

こんな私だけど大丈夫ですか、オンシャに合いそうですかって言うのを自分から多めに出して話すのが多分良さそうだけど、それを引き出してくれるオンシャの担当者が居る会社ってあるんだよな〜。オンシャが頑張ってくれよ。(笑)

という考え事でした。

余談ですが、オンシャが学生の心を傷つけて、命を絶つみたいの、なくなんないかなー。日本の就活採用を取り巻く闇はすごく深いと思っています。学生みんないい所あるから本当に安心しなね。紙切れと30分でわかってもらえるような人生はないからね。くそー、守ってあげたいぜ。








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