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『初めて借りたあの部屋』
部屋を借りたのは、後にも先にもあの時だけ。
15年前 の 11月27日。
ずっと実家暮らしだった私は、結婚して初めてアパートを借りた。
初めてのアパート暮らしは、初めてのことだらけ。
初めての料理。
初めての2人暮らし。
初めての家具選び。
初めての電車通勤。
初めてのお城。
初めての料理は大変だった。
だけど、必要に駆られてというよりは、愛する人に作ってあげたい、という想いが大きかったから苦にはならなかったなぁ。
今も料理は好きになれないけど、そんな初めての気持ちを、noteを書きながら思い出せた。
初めての2人暮らしは楽しいことがたくさんだった。
家族以外と暮らすことが、多少不安だったけれど。
気を遣い過ぎず、気を遣われ過ぎず、お互いのペースで生活して、たまに友達を泊めたり、お隣の外国人さんのパーティーの賑やかな声も良いBGMみたいに感じてたり。
初めての家具選びはお買い得重視。
揃えるものがたくさんあるんだなぁ、と初めて知る。
今まで実家に当たり前にあった、アレもコレも、みんな買わなきゃ!
実家のありがたさに改めて気付いた。
初めての電車通勤もした。
そのために駅から近いアパートを探した。
色んな物件をたくさん見て、いっぱい相談して2人で決めた。
私たちの初めてのお城は、楽しい思い出がいっぱい詰まっている。
あのアパートを選んで良かった。
今でもそのアパートの近くを通ると思い出す。
2人の「初めて」がたくさん詰まった、あの時間を。
この記事を書くことで、たくさんの気持ちを思い出すことが出来た。
今の私たちは、あのアパートから始まった。
どんなに時を重ねても、そのことを思い出すだけで、あの時の気持ちがあふれてくる。
当たり前に側にあるこの幸せを、日々感じていこう。
あの時の私たちも
今の私たちも
これからの私たちも
たくさんの幸せを積み重ねて、たくさんの思い出と一緒に生きていく。