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全国100ヵ寺参詣の旅【24日目】「慣れ」について

ありがとうございます。無事に1日を終えることが出来ました。今回は旅の中で感じた「慣れ」についての話。

旅は24日目を経過しました。様々なところで「慣れ」が生じている事を感じます。例えば車中泊での寝支度、御信者さんへの自己紹介、車の運転など。最初は慣れない環境でも、毎日同じことを繰り返していくと自然に慣れていくものです。

ナビで目的地を設定する、SNSで投稿することなど些細なことでも慣れは効率を良くします。一見メリットが沢山あるように感じますが、その反面デメリットも多く存在します。

旅の感動を忘れる、口唱の集中力がきれる、脇見運転をするなど、慣れが危険を生むことや新鮮味をなくすこともあります。旅の当初はお寺の本堂を見ただけで感動していましたが、今はその感動が感じられなくなってきました。

しかし、慣れたからこそわかることもあり、慣れたからこそ余裕が生まれ、慣れる事で新しいことにも挑戦できます。慣れは新しい変化に繋がっています。「信心改良・信行増進」の言葉があるように、慣れで終わらせるのではなく、改良させて頂くという心を忘れてはいけませんね。

常に改良することを忘れてしまっては、我流の信心になってしまう恐れがあります。自分が正しいと思い込んでしまうと、自分以外の言動全てに違和感を覚え、それが怒りに変わることも。「なんであの人は〇〇しないんだ。」と「もっとこうするべき」など、尖った信心前になってからでは遅いです。

今回の旅のように、慣れが生じるタイミングは無意識に働いています。いつどこで慣れるのかわからないので「慣れてきた」と思った時こそ、立ち止まって周りを見渡してみましょう。

一度身についたものは改善するのに時間がかかります。ハンドルがロックされて方向転換できなくなる前に、気がついたタイミングが1番若いことを忘れず、常に改良させて頂きしょう。



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