猟奇的な彼女 その1

どーも、僕です。

今回の歴史シリーズなのですが、みなさんは

「猟奇的な彼女」という韓国映画をご存知ですか?

赤いたぬちゃん、まさに猟奇的と呼ぶにふさわしい女性と付き合っていたことがあって、

それが余りにも、余りにもあれだったので、

書き起こしたいと思います。

先に言っておきますが、結構えげつないです。

奇奇怪怪な物語を戦々恐々としながらお楽しみください。

では、どーぞ。


今回の主役であるその猟奇的な彼女「キョウ子」との出会いは外国。

そう、赤いたぬちゃんが夢に希望を乗せて

外国へ留学した時に同じ日本人留学生として出会った。


同じ日本人だし、同期だし、同じクラスということで

キョウ子とはすぐ打ち解けた。


注)因みにクラスには16カ国の人間がいて、

ワールドクラスに臆病な赤いチキンは、日本人しか友達がいませんでした。

トルコ人はめっちゃ良い人で大好きでしたが、ロシアの連中はクズでした。

ロシア人の連中は授業中に本当にウォッカ飲んでました。


キョウ子のことを少し説明すると、

キョウ子は京都出身のコテコテの関西人で

そのガメツさで外人相手にも臆することなく、

外人が授業中にボケると

キョウ「なんでやねん!!アホか!」

と思いっきり日本語そして関西弁でツッコむような性格だった。

たぬ「(お前の方がアホだろ)」

ノリが良い、物怖じしない、

なにより、

身長が赤いたぬちゃんより8センチ高い高身長女子という

圧迫感をスキルとして持っていた為、

とにかく目立つ女の子だった。

見た目はただのギャル。恰好もただのギャル。

トータル、ギャル。

注)しかも、あいつアホみたいに高いヒール履くから

180センチぐらいあったような気がするわ~

男女合わせて一番デカかったイメージがあるほど。。。


まぁ、そんなこんなで留学生活がスタートするわけです。

注)留学初日にホームシックで涙したことは今は伏せておきましょう


日本人はとにかくみんな仲が良かった。

特に同期は

歳も出身地もバラバラだったが

みんな仲が良かった。

しかも日本人ほとんどが、同じ場所(バカでかい団地みたいなマンション)に住んでいた。

注)因みに赤いたぬちゃんは14階で、キョウ子は9階でした


そんな中、赤いたぬちゃんだけは日本人連中とは距離をおいていた。

麻雀の時は呼ばれるけど、それ以外ではあまり交流しない。

その理由は、

日本人グループのリーダー的な存在である

テバ君があまり好きではなかった。

というより、

テバ君に確実に嫌われていた。

理由はわからなかった。


どっちかというと、友達作るのは得意な赤いたぬちゃんが

なぜほとんど接点もないテバ君に嫌われてるのか理由はさっぱり。

今回の主役であるキョウ子は、
もちろんテバ君グループと仲が良く

毎日、本当に毎日遊びまくっていた。

なぜその場にいなかった赤いたぬちゃんが

何をしたか知っているかというと

それぞれのブログに事細かく

「今日何をしたか」という情報が載っていたからである。

面白いことに、日本人留学生は

殆どの人がブログをやっていた。

やはり、留学という特別な期間を

毎日記録として残したいらしく、

しかも、それを同じ留学生に読んでほしいらしく、

やっている殆どの人のブログを教えてもらった。

キョウ子もブログをやっていて、1日2回は当たり前、メモ帳感覚で頻繁に更新していた。

赤いたぬちゃんは寝る前に、日本人留学生のほとんどの人のブログを見るのが日課になっていた。

なんかやっぱり気になるじゃん?


さて、キョウ子と赤いたぬちゃん。

学校以外で会うことはないが

クラスが同じのため学校では常に行動を共にしていた。

赤いたぬちゃんのクラスには日本人が4人いたが、

キョウ子と赤いたぬちゃん以外、みんなサボるので

キョウ子とばっか話していた。

日本語が話せるのは本当に楽しかった。


そんな折、

留学生活が一ヵ月以上経ち、色んなことに慣れてきた10月の下旬。

始まりと終わりが始まったハロウィンの日。

赤いたぬちゃんはある事件が起きたことを知らされる。

全てはこの日を境に崩れていった。


つ・づ・く

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