京都「選挙とカネ」 資料編 1
月刊『文藝春秋』3月号で発表した、『自民党「爆弾男」を告発する』は数か月におよぶ取材により成就した記事でした。前にnoteにアップしました『取材記』に続きまして『資料編』を公開したいと思います。資料編では取材の経過も含めて記述しています。
なお『資料編』については有料課金とさせて頂くことをご容赦ください。作業の合間に適時アップデートを続けますので、修正追加ある場合はご通知申し上げます。
また、引用もしくは資料提供についてのメディア関係者からのご相談は受け付けるつもりですので、ご要望ございましたらメールまでご連絡を頂ければと思います。
(*なお資料等の無断引用は禁じております)
引継書
最も重要書類となったのが当時の事務局長が作成した引継書である。同書を読んだとき「本当にマネーロンダリングと書くのだろうか?」という疑問が浮かんだ。しかも、選挙買収の意図を文書として残すのだろうかという、❔も頭に浮かんだ。まず取材はこの❓を追うことから始まった。
以下は、引き継ぎ書の文面の一部抜粋した文書となります。
この引継書の面白いところは、マネロンの箇所だけではありません。いかに京都府連および政治家がいい加減なことをやってきていたかが、元警察官僚でもあった事務局長の視点から描かれている点にあります。
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