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FF13レビュー 実はかなり好き(本音) 変なキャラだらけの寒い物語だと認めるが!!!

総合評価10(傑作)
問題点は確かにあり、客観的に捉えた時、満点をつけるのはいささか億劫になる。しかし、FF史上究極の戦闘システムを活かした唯一無二なナンバリングタイトルであると評価したい。また、浜渦正志の音楽は極めて素晴らしいものだった。

まず、ストーリー4周しました。オートクリップにも大体目を通したし、まあ理解できてるとは思ってます。トロコンも1度しました。

ストーリー、演出 
寒いけど、応援してしまった若者達の物語(1人おっさん)

実はかなり作り込まれた設定だった。根幹が神話という、難しいコンセプトであったこと、オートクリップの読み込みが必要なことが失敗だったのだと思う。

“パルスのルシがコクーンでパージ”
という迷言に代表されるよう、多くのユーザーを序盤から置いていったこのゲーム。
それだけではなく、ムノウに代表されるようなクソキャラの数々。
極め付けに寒い台詞の多いこと。なんでもかんでも”セラの奇跡だ!!!正面突破!!!”などの沢山の狂気的な脳筋発言には寒気を超える。

世間的には評判が悪くて、FFブランド神話の崩壊だとか言われてしまった本作。

僕は、本当に好きじゃないキャラばかりのこの物語の序盤にかなり不安でした。辛うじて、ライトニングとサッズはまあ序盤から応援できてました。そんな感じのFF13でしたが、、、

若者を代表とする人間の成長を見れたことが僕としてはすごく良かった。
特にホープとスノウの2人が序盤からの成長っぷりが凄くて、終盤では応援できるキャラになってた。
馬鹿なキャラ達の馬鹿な行動なんだけど、愚直さみたいなのが伝わる物語だった。主人公達のダメな発言の裏側に、真剣さと素直さがあるんですよ。それを見て応援したくなっちゃいました。笑
キャラの人となりは十分に伝わった物語でした。そもそも、主人公達すごく辛い境遇なんですよ。だって、世界から追われてるんですよ。まさにジョン・ウィック的な感じ(嘘)しかもタイムリミットがあって、ゾンビみたいになってしまうんです、、

突っ込みどころもある脚本だけれど、綺麗なビジュアルを活かしたり、バトルとのシームレスな繋ぎ方だとか、非常に優れた演出は存在してると思います。
10年前のゲームではかなり素晴らしいものだと思います。

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戦闘
ATBバトルの真骨頂。

FF13の醍醐味と言えばやはり、戦闘であると思う。このATBバトルは常にユーザーを考えさせるものだった。場面に応じた最適なコマンド入力と敵の分析を行うことが求められる。

どんなRPGでも、どこかでは、
クソゲー界で君臨する某ラストリベリオンの
"レベルを上げて物理で殴ればいい"
というセリフが頭を過ぎる。
この行動をとればバフやデバフがなくても安定。という真理って存在すると思います。

FF13は脳死プレイをかましていると、弱そうなモヤシみたいな敵との戦闘で死にます。
ストーリーの進捗に合わせたレベルキャップも存在しており、単純なレベル上げでは雑魚敵すら対応できません。なので、攻略が求められます。戦略を立てることと、高い集中力が求められるATBバトルこそ、FF13の最大の醍醐味であることに違いないと思います。

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サブクエ、やりこみ
基本一本道ゲーだが、十分なものはあると思う。

トロコン難易度も決して高くはないと思う。(めんどくさがり屋の僕ができた)
アルカキルティ大平原の広大なフィールドと冥碑ミッションのやり込み度合いは感動もんですよ。
ウィルキンゲトリクスとかいうHP1000万超えの本作の裏ボスで⭐︎5を取る辛さといったらもう... 冥碑ミッションでは、ATBバトルのあらゆる知識を駆使して、対策を考えていくのが非常に楽しい。
しかも、全部のミッションがきついわけではなく、メリハリがある。移動が長いから、マラソンゲーだとか言われてるけど(その点は後述。)

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ビジュアル、音楽
浜渦正志さんの作った本作の音楽はゲーム音楽では最も素晴らしいと感じてます。そして、美しいグラフィックは世界観を十分に楽しめるものでした。

浜渦さん本当にありがとう!!!!!
本当に、素晴らしい音楽です。
個人的なFF13の音楽ランキングは
1.ガプラ樹林
最も癒される音楽。"前だけ見てろ。背中は守る。"
というあの名台詞のシーン。

2.ライトニングのテーマ
シンプルに曲として、凄く感動した。辛い十字架を負った彼等を象徴する曲。

3.プレリュード
オープニングでのあの興奮は忘れられないです。従来のプレリュードとは違う、浜渦さんオリジナルで、非常に素晴らしいオープニング映像でした。

4.閃光
通常戦闘曲でこのクオリティ!?曲の1番の盛り上がりを聴くためには、いつもより長々と戦闘しなければならないという...

5.ブレイズエッジ
オープニングでの初戦闘のシームレスな展開は鳥肌。ボス曲も素晴らしい。

以下
6.サンレス水郷
7.ヤシャス山
8.ビルジ湖
9.ファングのテーマ
10.カウントダウン

映像においては、上述の通り素晴らしい。
SWのような世界観、クリスタルの世界、自然から建物まで作り込まれてました。
上述のマラソンゲーについては、気持ちはわかりますが、素晴らしい音楽と映像があるので、世界観に没入できて、辛くはなかったです。

このグラフィック綺麗すぎでしょ...
何度も言いますが、10年前のゲームですよ

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これらを踏まえてですが、
異論があるのはすごくよく分かってます。個人的には突っ込みどころがあるのは好きじゃないです。物語としては決して良くないかもしれませんが、ゲームとして見た時には非常に良いゲームだと思ってます。個人的なFFランキングでは、7に次ぐ面白さです。


以下、FF別れの物語展の写真です。もう一度行きたいなぁ。

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おわり



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