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日記0625あるいは本とチーズと家とバー

嫌がることをやめてもらいたいとき、どうするのが正解なのだろう。言ってもやめてくれないなら、黙って耐えるか、立ち去るしかない。

私を迎えてくれたのは美術館の近くにある、厳かなレストランだった。

「山羊とか羊のミルクからできたチーズか……」

香りが優しく、甘みもある。

「うん、美味い」

食事は人を癒す。そして、肥やす。しかし、私が本当に求めているのは家庭の味かもしれない。安心できる家に帰りたいだけ。

「安心をください」


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