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傘をささないヒロイン

ダリオ・アルジェントの映画には雨のシーンがよくある。一番有名なのは『サスペリア』だろうか。続編にあたる『インフェルノ』でも雨が降るし、『シャドー』のラストでも雨が降る。『トラウマ』は雨がテーマになっている。

雨が降れば傘をさすのが日本では普通なのだが、アルジェントの映画に出てくるヒロインたちは傘をささない。雨の中をずぶ濡れで歩くのがアルジェント流のヒロイン像である。

ということで、今回はダリオ・アルジェントの美学に逆らって、最近描いた傘をさした人物のいる絵を並べてみる。

October Rain
Red umbrella and the girl
Cold rain and yellow lights
Red umbrella and the Moon
Yellow lights, Torino

こうしてみると、傘をさすのはなんとなく叙情的で、確かにアルジェントっぽくないことが分かる。

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