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赤いハイヒールの回想
ダリオ・アルジェント監督の『シャドー』には、ある青年が赤いハイヒールを履いた女性に虐げられる様子を描いた回想シーンがある。女性の取り巻きの男たちに体を拘束された青年は、その女性にハイヒールのかかとをぐりぐりと口に入れられて顔を踏みつけられる。悪夢のようなシーンである。
この描きかけの絵はこのシーンから着想を得た。映画とは雰囲気が全く違うが、見る人が見ればわかってしまう。
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ダリオ・アルジェントの映画は表面的には残酷な描写で満ち溢れている。だが、映画の本質は単にホラーというジャンルだけに分類できない根源的なものだ。見る人によって異なる原風景を見出すことができるのではないだろうか。