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比べられるふたり
ヒッチコックの後継者としてプロモーションされていたのがダリオ・アルジェントとブライアン・デパルマである。
面白いことにふたりとも1940年9月生まれ。凝った映像テクニックが特徴だとされている。
1970年代中盤で、アルジェントは『サスペリアPART2』『サスペリア』、デパルマは『ファントム・オブ・パラダイス』『キャリー』を発表、その存在を世に知らしめた。
アルジェントは『ファントム〜』に出ているジェシカ・ハーパーを見て『サスペリア』の主演にオファーしたとされている。
ふたりは意識しあっていることは間違いないが、決して仲が良いというわけではない。というかそもそも交流がないのではないだろうか。それはそれでいい。
ブライアン・デパルマの『ミッドナイト・クロス』という映画は予感規模が大きかったが、思ったほど収益があげられなかった作品である。
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一口に華麗な映像テクニックといってもアルジェントとデパルマの作風は全く違う。『ミッドナイトクロス』の花火のシーンは見ているほうが赤面してしまうほどエモーショナルである。