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草むらの小径 / Narrow path in the grass (2020)

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広島市を流れる古川の川べりの道。人が一人しか通れない幅の草むらのなかの道だ。

「川べりの道」といえば、鷺沢萌に同名の小説があった。彼女が35 歳で自殺してからもう16 年になる。現代文の試験問題に使えそうな端正で表現力に富む文章を書く人だった。

舗装されていない道を歩き、足の裏にとがった小石の感覚をおぼえるたびに、この小説の冒頭を思い出す。

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