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『わたしは目撃者』の子役、「ママと一緒にホラーのセットにいた」

『わたしは目撃者』(1971)でロリーを演じた子役の女優チンツィア・デ・カロリスは「日曜日に、私が11歳の時にダリオ・アルジェントが連れて行ってくれた場所に戻ります」と語った。いくつかの仕事を経て、彼女は吹き替えのスタジオを設立した。「私はベルサイユのばらの声優でした」。

このノートは9月12日付コリエーレ・デラ・セーラ紙インターネット版トリノ版に掲載されたインタビュー記事(Fabrizio Dividi記者)をもとにしています。

「告白しますが、私をまだ好きでいてくれる多くのファンと過ごすためにトリノへ帰ってきて、少し熱くなっています」。

『わたしは目撃者』で子役としてロリーを演じたチンツィア・デ・カロリスがトリノにあるダリオ・アルジェント作品のロケ地を聖地巡礼するツアーのゲストとして招聘を受けた。

私達の町にも関係しているアルジェントが作ってきた作品のいくつかの段階を振り返ってみる良い機会である。

「1970年、私はイタロ・カルヴィーノの短編小説が原作で、ナンニ・ロイが主演したテレビのミニシリーズ『マルコヴァルド』(1970)に出演しました。それは私のデビュー作に近いもので、ロイの娘のイソリーナの役でした。それらはトリノで撮影されました。その当時、トリノは進歩とその矛盾を表す都市だったのです。『わたしは目撃者』の1年前のことでした。」

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小説家イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)

撮影のときに何か覚えていることはありますか。怖かったですか。

私は11歳でした。撮影の毎日、私はセットにいて孤独ではありませんでした。母が一緒にいてくれましたし、ダリオはいつも愛情を注いでくれ、親切でした。私を紳士的に扱ってくれたので、くつろぐことができました。 そして、カール・マルデンのカリスマ的な姿を覚えています。彼はハリウッド俳優で多くのシーンで一緒でした。ティノ・カラーロ(テルジ所長)とカトリーヌ・スパーク(アンナ・テルジ)とも会いました。 彼女は素晴らしい女性です。彼女の美しさや演技力は素晴らしいと思います。何年たっても彼女の魅力は変わりません。

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チンツィア・デ・カロリス

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俳優ティノ・カラーロ(1910-1995)

「天才子役」として、どのように活動し、いつから演技を始めたのでしょうか。

非常にプロ意識に徹していました。テレビ映画の『奇跡の人』(1968)にヘレン・ケラー役で出演したとき、私はちょうど8歳でした。2年後、私はロミーナ・パワーと、作曲家フランツ・シューベルトの役を演じたアル・バーノと『Angeli senza Paradiso』(1970)に出演しました。『わたしは目撃者』では、私はすでに英語で演技し、声優としての仕事をスタートさせていたのです。

何本かのホラー映画への出演があって、『マリアという名前の処女(原題)』があります。これは今日的なテーマを持った荒々しい映画です。

実際はトスカーナで撮影されたにもかかわらず、トリノ郊外で醜くて汚らしい悪人が住む想像上のスラム街という設定でした。これはトゥリ・フェロとレオポルド・トリエステが演じた迷信、無知、力についての映画です。宗教への冒涜があったとされて、公開禁止となってしまったことが残念です。

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『マリアという名前の処女』は、再編集されて『Malia』のタイトルで再公開された

ラジオの経験もしたのですよね。

不思議なことにもう一度、私の運命はトリノと関係することになりました。ヴェルディ通りにあるイタリアの公共放送RAIの本社から多くの番組を放送したことをよく覚えています。イタリアで最も賞賛されている声優の一人であるマリオ・ブルーサと一緒にラジオドラマをやりました。

吹き替えと言う言葉は記憶を呼び覚ましますよね。

声優の仕事は私にとって大きな野望でした。皆さんは、私が『ベルサイユのばら』のオスカル役の声優をしたことを覚えているでしょう。しかし、私が声優として吹き替えを担当したスターはそれだけではありません。 例えば、マドンナ、ジーナ・デイビス、ベロニカ・カストロ、ホリー・ハンターの吹き替え声優をやりました。

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現在は?

吹替えのスタジオを設立し、ダニエレとロレンツォという二人の子どもたちと一緒に仕事をしており、大変充実しています。ダニエレはダイアローグライターで、ロレンツォは吹替え技術者です。ここ数年は、ネットフリックスの作品をイタリア語版を制作する仕事をでとても忙しい日々を過ごしています。映画、演劇、歌を経て、吹替えは私の人生で最も貴重で専門的な仕事です。

トリノはあなたのファンに今の姿を伝えるいい機会になりそうですね。

ロケ地巡りと映画の後で、私はツアーのお客様達とディナーを取る予定です。 『わたしは目撃者』に関するクイズの勝利者に対する賞品のアイデアは大変面白いと思っています。

何年も前にイタリア中から私の役に関して多くのファンレターをいただきました。そして当時の多くのファンが日曜日に参加してくれます。かけがえのない1日になるでしょう。待ちきれません。


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