眠れない日の垂れ流し日記
眠れないので、少し怖いので、睡眠剤飲んだ。
理由なんてわかんないまま涙が出て苦しくなってきた。
『布団の中から蜂起せよ』
あの本が浮かんで少し安心できた。
こんなわけもわからず布団の中でうめくように泣き濡れていても、いいよと言われているんだから
拳をにぎり、息をして、生存しているだけが、ただなんの意味もなく涙をながすだけに意味を与えてくれる。
生きてればいい。
私がこの本に惹かれたのは、生きていてほしいと言葉を伝えてくれたからだ。
私は死にたいわけじゃない。
じゃない、けど、いきていてほしいと願ってもらえるのは私にとってとても価値のあることなんだ。
母は私を堕す予定だったと物心つく頃には聞かされていた。
父は私の結婚直前に自分の問題で、自分可愛さで、私達を捨てて行った。
捨てたくて捨てて行った。
捨てた。
いらないと言われる子どもの気持ちがわかるか。
それでも愛したいと思っていた子どもの気持ちがわかるか。
家族でいたかった子どもの気持ちと足掻きがわかるか。
責任を果たせ。
どこかできっと傷が抉られた。
父の話か、子どもの催促か、ただ単に疲れていただけか、不安がマッチ箱くらいしかないキャパに収まりきれなくて、涙が胸を詰まらせた。
心を落ち着けるお薬も飲んだ。
きっとこんな何かに泣いてしまい布団に沈んでしまいたい時、これからも私はあの本を思い出して、これでいいんだと深く息ができる。
こんな孤独で1人馬鹿みたいにただ眠れずにしくしくやってる女に、深呼吸をさせることができる。
強くなった気分で!私は革命の一員、泣いてるが、布団から起き上がれないが、ここで、拳を握ることができる。
それでいい。それでいい。
生きてりゃいい。いきていてほしいって、だって、言ってくれたんだもん。知らない、素敵な人が。
認めたくない殺意は、ちゃんと行き場を知ってる。
まだやっぱり認めたくないし、認めてないので実体というか存在はないのと同じ(仮)くらいのアバウトさだけど、もしそれが掴めるくらい強くなったら、やっぱり私はまた本を開いて、殺意の行き先をそこに求めるだろう。