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読書記録:みをつくし料理帖-今朝の春-
※ネタバレ有り感想(読みながらの独り言)
又次さん、澪ちゃんのこと「澪さん」って呼んでるんだ〜〜!江戸時代の、しかも堅気では無さそうな男性が女子供に対してさん付けは中々凄いと思う。
源斉先生のさん付けと又次さんのさん付けでは全く捉え方が違うというか
澪ちゃんの「次はない」という凄み…これまでの修羅場や苦難を乗り越えてきた澪ちゃんがじわじわと凄みを体得していく歴史を見れてるの嬉しいな…
納得できる過程だし、そのかっこよさににぞくっと興奮もしてしまう。
おぼこくいてほしい気持ちと、強さを兼ね備えてかっこよくなっていく変化を知れる喜びが両立している…!
順番なんてつけられないだろうけど、この世でこれ以上ないくらい大切な人を苦界に落とした張本人を前に、「苦しんでほしい。いなくなってほしい」という純度の高い恨みを恐らくほぼ初めて他人に抱いたんじゃないかなと思うと哀しいことだなとも思う。
本来、水害がなければきっと、幸せな日々を送ってこんな感情も知らなかっただろうし。馬乗りになった又次さんと自分を重ねてしまうところもあったろうと思う。
でも、ちゃんと野江ちゃんがわかってくれてて、釘さしてくれていてよかった…。
小松原様三十路って…澪ちゃんまだ10代だったよね…
何歳差か気になる…大丈夫かな…江戸の価値観なら大きな歳の差も致し方ない…か?いや気になる…
三十路の小松原様が『50くらい』の場合、澪ちゃんは『38』…12歳差…?
小松原様、正確に歳の差把握してるというか覚えているところが意識してるということなのでは?!“いい”な…!
一巻から2年経ったってことは澪ちゃん今20かな…?
確か江戸時代は数え歳だし正月に一斉に歳をとるから、18〜19くらいの可能性もあるのかなとなると小松原様は30〜31歳くらい?
10代に懸想しとる三十路かもと思ったら一気にヤバく感じるけどギリありか…?!
私は夫と13歳差なので苦い気持ちというか何も言えんが…!
まだくっついているわけではないですし…!江戸時代ですし…!
一巻目に比べてずーっと小松原様の出番少ないけれども、ラストの僅かな逢瀬が逆に映えますね…!
澪ちゃんが手を切ってしまったシーン、読むのが辛いくらい痛そうできつかったし、迂闊さを叱られて益々痛々しいしで唸りながら読みましたが、澪ちゃんがこの恋を捨てるのではなく、叶わないと思いながらも抱えていこうという決意に変えてくれたの、よかったなぁ
こういう恋に落ちてからの心のすったもんだを丁寧に描いてくれるところが嬉しい。
今後も見守り続けたい。見届けたい!
寒鰆の勝負は残念だったけど、本人は無心に精進を重ねた結果として糧にできているようでこちらも清々しい気持ちになりました!
今朝の春、元旦を祝ったり立春の日のことなんですね〜新しい一年の始まり!次巻も楽しみです!!