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住宅ローンの金利が上昇、それでも私は変動金利(2025.1.26)
一昨日の金曜日、とあるニュースが世間を騒がせました。日銀が金利を0.25%上げることを発表したのです。
最近も0.15%上昇したので現在の金利は0.5%ほどということになります。金利の上昇に対し、ネットでは「これからどれだけ金利が上がるか分からない。変動金利はギャンブルと同じだ。固定金利にするべき」などと変動金利を否定する意見が多数出ており、住宅ローンを借りている方の7割が変動金利であることからも皆さん焦ってある様子でした。
しかし私は、それでも変動金利で良いと考えています。下記のグラフをご覧ください。
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これは直近7年間の変動金利と固定金利の比較です。たしかに今後の金利がどうなるかは未知であるため固定金利を選んでおくのが1番安泰ではあるのですが、これだけを見ると明らかに変動金利の方が安く、今回の金利上昇を考えてもまだまだ変動金利のままでよいと思いました。
それに対して固定金利派は、現在1.86%で組むことのできるフラット35などの固定金利は金利が3%ほどであった昔と比較すると破格な安さであることから、今後の大幅な金利上昇リスクを考えて固定金利にした方がよいと考えているようです。
これは全くもってその通りで正解の一つだと思いますが、だからといって「早く固定金利に切り替えねば」と焦っている方に向けて言うと、無理に切り替えなくてもよいと思うのです。
住宅ローンアナリストの塩澤さんも、「固定と変動の金利差が1.4%である現時点から今回と同じ利上げをあと5回すれば変動金利が固定金利を上回るものの、そうなる可能性は低い」と話していました。
また、厚生労働省が昨年の11月、物価の上昇率に対する賃金の上昇率が+0.4%と久々のプラスになったことを公開したため、それを見て日銀が利上げに踏み込んだというのが一つの利上げ原因説のようですが、今後もそういった利上げが維持し続けられるとは考えにくく、今後は人口減少による不動産の需要の低下が予想されていることからも金利がひたすら上昇し続ける可能性は低いと見られています。むしろ逆に下がる可能性もありますしね。
固定金利で支払う場合との差額(浮いた資金)を資産運用するなど何かしらの対策を取っておくことで大幅な金利上昇時に備えられるよう準備しておくのであれば、変動金利のメリットである破格の安さを活かしながら金利上昇時のリスクにも対応することができます。そもそも土地の価値が下がりづらい場所を選んでおけば最悪売却することも可能です。
私は、自分が固定金利でローンを返済していると想定して差額分を積立NISAで運用し、そこで得た利益を金利上昇時に充てるという方法でローンを返済していきたいと思います。